無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

新刊『自然菜園で育てる健康野菜』(宝島社)とオンライン自然菜園セミナー初『庭からはじめる自然菜園入門』2/7(日)9:30~

2021-01-26 08:14:30 | 日々の自然菜園

2/8(月)新発売の新刊『自然菜園で育てる健康野菜』(宝島社)すでにAmazonで予約販売で売られており、家庭菜園部門で46位と聞いて観に行くと
100位内に拙著が4冊ランクインされていた。びっくりです。

今回の新刊は、先日のブログのチラ見せでご紹介したように、今までに一番濃厚な1冊になりました。

2部構成で、1部は、健康野菜の栽培です。健康野菜とは、元々薬草やハーブとして古来から珍重されてきた野菜に焦点を当てて、育て方も野菜の出身や特性を活かして健康に育てようという自然菜園ならではのメソッドを紹介しております

今まで紹介できなかったトウガン、ユウガオ、食用ほうずき、芽キャベツ、トウ菜、セロリ、アスパラ、モロヘイヤ、ヘチマ、エゴマ、ニラ、アズキ、ブロッコリー、ヤーコン、キクイモは初めて書籍化されたので、今年の自然菜園スクールのお奨めテキストにしようと思っております。

2部目は、野良仕事12ヵ月の紹介です。
現在も連載中の「田舎暮らしの本」(宝島社)に3年前から2年間連載した際に、毎月出る月刊雑誌なので、毎月の野良仕事のテーマを解説していました。
今回その2年分が1冊になること
で、1か月のテーマを2つずつ12ヵ月ご紹介する濃厚な仕上がりになりました。

野菜を育てる場合、一つ一つの野菜の栽培、お世話も大切ですが、
日本には四季があり、季節の流れがあるので、菜園そのもの全体を1つの流れに乗るような野良仕事が何より肝心です。

そうすることによって、菜園そのものが旬に合ったお世話ができ、環境が調い、年を重ねるごとに野菜が自然に育ちやすくなっていきます。
なかなか菜園全体のお世話(野良仕事)をご紹介できる機会がなかったので、今回はご紹介できて本当によかったです。

ニュースついでに、お知らせとして
オンライン自然菜園セミナー 新講座!『庭からはじめる自然菜園入門』2/7(日)9:30~が受付開始になりました。


庭の菜園化は、まだまだ雑誌に何回かご紹介させていただくことはあっても、書籍化、講座化することはなく、もっぱら自然菜園コンサルティングで、個人的にご指導させていただいた限りです。いずれは書籍化できたら嬉しいです。


友人が紹介していたこの本を今読んでいるところですが、
身近な土に触れて、緑に囲まれて生きていくことが、幸せの源泉になることがよくわかる1冊でおすすめです。
ジブリの宮崎監督のシータの言葉、「人は土からは離れて生きていけない」は含蓄のある言葉だと思います。

実際に、庭を菜園化することで、キューバは都市の有機農業化に成功しましたが、日本ではコンクリートジャングルという点で、ハードルが高そうです。

キューバで一番人気の職業は、農家以外の方(市民)に菜園のノウハウや指導、アドバイスを行う菜園コンサルタントだと聞いてから10年位経ちますが、日本では菜園コンサルタントそのものがほぼないのが現状です。

これからは、必要だと思います。

今まで十数年構築してきた庭を菜園化するメソッドをいつものオンライン講座より1時間多く、講義2回分で行う
新講座!『庭からはじめる自然菜園入門』2/7(日)9:30~をこの度初公開しようと思います。

ブログのコメント欄にも書きましたが、
「庭の菜園化は、見えている部分よりも見えてこない部分をしっかり改良することが大切。
そのため、

Ⅱ.庭で作る小さな循環
菜園プランと連作障害
生ゴミコンポストの活用とネギ
病虫害対策とスーパーストチュウ水

の前提条件として以下の

Ⅰ.庭と畑の違い 庭の菜園化 
野菜が自然に育つ環境とは?
なぜ庭の家庭菜園は失敗するのか
庭と菜園の違いとは?
庭で成功事項と失敗事例
庭を自然菜園にする方法(基本)
土壌分析による土壌改良
庭の土質の改良

を盛り込んだ内容になっております。

通常の菜園とプランター栽培では、この前提条件がすでにクリアーなので、育てやすいとも言えます。
元田んぼで菜園を始める方、庭で菜園を始める方は、1年目は何とかなるが、2~3年目に病虫害、そして連作障害になるケースが後を絶ちません。

連作障害に一度なってしまうと、最低3年、最高10年以上ナス科アブラナ科つまり、育てたい野菜のほとんどが栽培不可能になってしまいます。
そうなる前に、この前提条件をクリアーにして、菜園を楽しんでもらいたいと思い、
今回去年からオンラインセミナーで庭の講座をやってほしいというご要望から生まれました。

無農薬・無化学肥料栽培の家庭菜園、自給菜園がお庭でもできるよう想いを込めての講座です。
土があればどこでも野菜が育てられるように、一緒に学んで、タネを蒔き育てましょう!


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
東京の菜園計画 (高橋康晴)
2021-01-26 18:07:10
お久しぶりです。
いつも楽しみに拝見させていただいています。

キューバの都市空間における菜園と先日耳にした
情報がタイムリーだったのでお伝えいたします。
今世界的に注目を集めている建築家、田根剛さんが
まだ提案の段階かと思われますが東京の玉川上水の
初台から代田橋まで菜園を作る計画があります。
(動画の47分くらいから)
https://www.youtube.com/watch?v=PYaNpcfFB1E
東京のコンクリートジャングルにもこれからは
いたるところで菜園ができそうです。
返信する
東京の菜園計画2 (高橋康晴)
2021-01-26 18:40:31
NHKの番組にもありました。
27分ぐらいから
https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2021012219185?cid=jp-E1XN86K6YE
楽しくなりそうです。
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2021-01-27 19:59:50
高橋康晴さん

御無沙汰しております。

一つ目の動画は、日本語でなく、該当する内容も違うので、リンクのコピペミスかと
NHKはIDがなく拝見できず残念でしたが、

流れはあるのだなーと思いました。
返信する
388farm (高橋康晴)
2021-01-28 11:43:50
ご返答ありがとうございます。

添付データが見れなかったようでスミマセン。
プロジェクトは「388farm」として進行中で
2022年~25年の計画です。
http://shhfan.com/sasahatahatsu-kaigi2020-09.html/

田根さんは場所に蓄積された文化や歴史を踏まえ
その場所の人たちと一緒に作っていく建築家です。
表参道のGYRE.FOODの4階などは多くの植物や
土(テーブルや椅子)など多用し利用者が
時間を持つモノに触れることにより生命としての
起源を呼び覚まし(言い過ぎ?)サスティナブルを
テーマにデザインされたようです。

東京に行く機会があったら行ってみたいと
思っています。
都会なりのモノであるとは思いますが、、
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2021-02-03 19:12:38
高橋康晴さんへ

そうなんですね。
キューバも都市型有機農業から、有機農業が始まったように、東京から持続可能な暮らしのデザインがはじまるといいですね。
返信する

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