シニア演劇学校、いよいよ、11月本公演に向けて始動だ。お盆の真っ只中、どうかな?とも思ったが、ご安心、全員が集まった。みんな熱心なんだよな。
ストレッチで身体をゆるめた後、いよいよ、課題の曲に合わせたステップの稽古。曲はエルトン・ジョンの「Your Song」。原曲はちょっぴり憂いをまとった愛の歌。君がいる世界ってなんて素晴らしいんだ、ってピアノの弾き語りで、貧しく何も持たない若者の一途な恋を歌い上げている。エルトン・ジョンのオリジナルも悪くはない。切なさに胸をキュンとさせながら聞いたこともあったっけなぁ。でも、これじゃ踊れない。
ダンスに使うのは、この曲のレゲエバージョンだ。歌い手は、・・CDの解説無くしてしまったので、今のところわからない。著作権の問題あるから、いつか調べないとね。ともかく、ノリのノリの曲に仕上がっている。テンポも緩やかなアップテンポ。歌い方も明るくコミカルで、エルトン・ジョンが甘くせつなく口説いているなら、こっちはお気楽にナンパしてるって感じかな。で、ほんの少しマジ真情ってところがとっても気に入っていた。
4期生とお付き合いすること数ヶ月、彼らが芝居のラストに踊るとすればこれだよな、これしかない、と勝手にさっさと決めつけてしまった。台本だって、この曲に合わせたコミカルナンセンスで行こう。簡単にそう思いこんでしまうほど、今回のメンバーはどこか不思議とユーモラスなんだ。個性もかなり強烈だ。
振り付けは、基本ステップだったけど、早くも彼らなりのアレンジが飛び出している。ステップのテンポをもっと早くしては?とか、歩み方もどこか喜劇タレント風に歩くとか、これは楽しみだ。まっその前にステップ自分のものにするってのが待ってるけどね。でも、あっけらかんとポジティブ!見てる僕にはテンポずれとてるとしか思えないのに、よしっ、大丈夫!できた!って自信満々なんだから。おいおい本当に大丈夫なんかい?
台本は筋立てできたので、今日から書き始める。三日後がお約束の日なんだけど、これはいくらなんでも間に合わない。納期を一週間延ばしてもらって、今週はダンスの復習を自主トレでやってもらうことにした。たっぷり撮ったビデオ見ながらおさらいしてもらうわけだから、まっ、できた!って自信も打ち砕かれことになるだろう。
でも、このメンバーならやれる。さっ、早くステップものにして、コミカルな自分たちのダンスに作り替えてくれよな。なんなら、カンカン帽とかステッキとか持って踊ってもいいからさ。