Sept.09.'12 文鳥だって 自然治癒力で、頑張っている!!!ganbare!
こんにちは!僕の名前は“もも”。
10年前、この家に養子に来た僕。
10歳のおじいちゃん文鳥・・だなんて言わせないよ。
( 人間だったら90歳かなあ?)
僕と写っている美人な彼女、2番目の奥さんの「まろん」。
マロンは今年の5月に天国に飛んで行ってしまった。
僕を置いて・・・
マロンは 8歳になったばかりでした。
僕たち文鳥の平均寿命は8年位なので、
天寿を全うしたと僕は思っているけど、やっぱり独り
はさびしいよ。
鳥のお医者さんは「まろん」が死んだときに、何故か
僕の事を、心配していました。飼い主さんに話していること、
それは、
「仲良しのペア が逝くと、
不思議と残った方も・・・って事がよくあるから、
気をつけてください」 と。
やっぱり 先生のいうこと あたったのかなあ?
独りぼっちになって、2ヶ月・・ 急に、弱っていった僕・・。
止まり木に、足の爪をかけて、完全に止まれなくなって
しまった・・
飼い主さんは僕の異変にすぐ気がついて
すぐ僕を手のひら包んでくれました。
体重は、それから、減り始め、7月20日、
僕は立つ事も出来なくなり、
息を吸うのも、苦しくなってきました 。
飼い主さんは、“7月いっぱいはもうもたないだろう”と、
あきらめた様子で、
“僕を看取る覚悟を決めた”と 家族に話していました。
僕も正直 もうダメかもしれないと感じた。
口を開けて、息をしなければならなくってしまったし・・・
それでも、飼い主さんは僕をずっと手のひらの中
で抱っこしてくれていた。
こうして、手のひらに包まれているうちに、
力がでてきたんだ、本当だよ。!
飼い主さんは、そこで、僕の前に餌箱を置いてくれました。
僕は気力を 振り絞って、垂れてしまっている顔を
近づけ、一口、ようやく、ついばんだ。
「もも、食べれるじゃん!」 と 飼い主さんファミリーは、
拍手をして喜んでくれました。
でも水は自力で飲めなくて・・
飼い主さんの力をかりている。
1時間に1回、飼い主さんは指を濡らして僕の
くちばしに水滴を垂らしてくれるんだ。
時々、発作がきて、体が、勝手にひっくり返ったり、
夜中に飼い主さんの手の中で吐いたり・・・
苦しかったなあ・・・
小さな体重計に乗せられて、体重測ったけど
若かった頃より 3割も 減ったと、飼い主さんは
ため息をついていた。
でもね、飼い主さんの手のひらの温かさ。
飼い主ファミリーが順番に
僕をずっと 手のひらの中に包んで、抱っこしてくれました。
「もも、おはよ。今日も1日頑張れ!
って皆に声をかけられ、励まされて、7月が終わり、
どうにか、カレンダーが一枚めくれました。
飼い主さんに連れられて、再度 病院へ検査に行きました。
お医者さんは僕を診察して
「平衡感覚を保つ脳の神経が完全に破壊されて、
心臓の発作を同時におこしたみたいだね」と言いました。
先生は “心臓の薬”を 飼い主さんに渡していました。
でも、飼い主さんは、「無理して飲まなくていいよ」
と言ってくれました。
一番の薬は、飼い主さんの温かい手のひらのぬくもり
だということを、ぼく知っていたから、
お医者さんの薬、全然、飲んでません。
飲んでいなくてもね、ほら、僕、もっと、元気になって、
葉っぱが食べれるようになりました。
葉っぱを食いちぎって食べるのって、結構、
全身の力が必要なんです。
8月中旬頃から、少しずつ羽繕いも、出来るようになりました。
水浴びがしたい!って、僕が 部屋の壁をくちばしで
コツコツ叩くと、以前より小さいお風呂だけど
水浴びも、させてもらえます。
ときどき、水の中でひっくり返ってしまい、
飼い主さんにヘルプ!ってアップアップ信号を
だして助けてもらうけど。
油断していると、神経の発作も起きてしまうんだ。
そんな時は、
人間のドライヤーっていうやつで 冷えた身体を
乾かしてもらいました(笑)
まだ自分では水が上手に飲めないから、1日に
数回飲ませてもらっています。
それに、頭の位置が上下反対になっちゃって、
まっすぐに歩けないし、時々神経の発作が起きるから
要介護鳥用ハウスに入れられています。
え、それってどんなのかって?大きなプラスチック製の
カブトムシさん用の虫かごだよ。
幸いにも、まだ、目は良く見えるから、いつも皆が
見えるところに ハウスを置いてもらっているから寂しくないよ。
飼い主さんたちは来年の年賀状の話をしているんだよ。
「もも、来年は年男だから、家の年賀状に載るんだよ!」
って 励まされます。
これだけ、愛情をかけて、看病してもらったのだから、
僕も頑張るよ。
来年の年男代表で僕の写真が、みんなの元気な写真と
一緒に、年賀状を飾れるようにね。
頑張れ!