”合気道とは和合の道である”
植芝 盛平(うえしば もりへい)
(1883年(明治16年)12月14日 - 1969年(昭和44年)4月 26日)は、
日本の合気道の創始者、植芝 盛平(うえしば もりへい)氏のお話しだ。
この お話しはそのまま、植芝吉祥丸氏著 ”合気道”より、抜粋させていただく。
抜粋・・・・
”たしか大正14年の春だったと思う。私が一人で庭を散歩していると、
突然大地が動揺して、大地から黄金の気がふきあがり、私の身体を
つつむとともに、私自身も黄金体と化したような感じがした。
それと同時に、心身ともに軽くなり、小鳥のささやきの意味もわかり、
この宇宙を創造された神の心が、はっきり理解できるようになった。
その瞬間、私は、”武道の根源は、神の愛(万有愛護の精神)である”
と悟り得て、法悦の涙がとめどなく頬を流れた。
その時以来、私は、この地球全体がわが家、日月星辰はことごとくわが物
と感じられるようになり、眼前の地位や名誉や財宝はもちろん、強くなろう
という執着も一切なくなった。
武道とは、腕力や凶器などで、世界を破壊に導くことではない、真の武道
とは、宇宙の気をととのえ、世界の平和をまもり、森羅万象を正しく生産し、
守り育てることである。
すなわち、武道の鍛錬とは、森羅万象を正しく生みまもり、育てる神の
愛の力を、わが心身の内で鍛錬することである。と私は悟った。”
抜粋終わり
”合気道における、鍛錬は、相手を倒すための技術や力を磨くこと”
ではなくて、”愛の力”、それも、”森羅万象を正しくうみまもり、
育てる”愛の力を 心身のうちで鍛錬することという 植芝翁の 言葉を
皆様は どのようにお感じになるだろう?
宇宙の創造神の愛の心、地球全体がわが家、日月星が自分のもの、など、
なんと、スケールの大きい、悟りの感慨なのだろう。
この神の愛の心が、私たちの精神にも、肉体にも反映されているのだ。
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