ヒマラヤ北シッキムの滝
昨日のブログにも少し 触れたが、
インド時代さまざまな”真理の道”を右往左往していた。
健康面では、息子や自分自身には、アートマセラピーを
活用して、長い海外時代、病にかかっても薬知らずで
過ごした。
アートマセラピーとは 何か?
アートマとは?
アートマとは サンスクリット語で、”本来の本質なる自己の資質”
とでもいえよう。
私の母(実際は姑)は、指圧学校を卒業して、独自の療法を
生み出していた。
結婚してからは 主人の地方転勤が多く、その後、7年間、
主人の赴任で、海外に出て、インドには さらに10年以上、
任意で滞在することになってしまった。
結婚前、体の弱かった私を心配してくださり、母の療法を
受けお世話になったものの、海外に出てからは特に、
自己の信念に基づく、セラピーで対処せざる得なかった。
母の著書 ”ひきつれつまる身体をほぐす(続編)” (星と森社出版)
の冒頭に、書かれている一節がある。
”平成3年2月12日、息子の嫁(* 注:私の事)に
’神気療法’か’神気法’か、どちらがよいか
意見を求めると、そくざに、’神気法’と答えた。
私も同感であったので、この名前に決定した。”(P.1)
とあり、母の治療法は それ以後、神気法 と名付けられた。
さらに、神気法に関する以下のような メッセージが
私に直観で与えられ、母に告げたところ、母は次のように
自著に書いている
”嫁は 神示 を書いてくれた。
(神示の内容)
神気法は東洋の古来のさまざまな療法を統合せしめ、
宇宙の磁気が肉体の順気と相合し、
人間が小宇宙であるという真実を、明らかにせしむる
治療法である。
この本に流れる ’滝の気’ とは、修験者が己を清らかに
せしめんがため、
修行する 神気あふれる、滝の水に身を清めるのと同じ力
を持つものである” (P.2)
さらに、母は”滝の気”について、こう続ける。
”最初の著書のイラストを描いていただいた高橋典子さまも、
私の家の神前で拝んだとき、滝が見えるといわれたし、
研究する秀真伝の論文を見ても 滝の気を感ずるといわれた”
”二人とも、期せずして、滝の気を触感したのだった” (P.2)
母の言葉を続ける。
身体の不調についてこう述べている。
”身体が不調になるには、さかのぼって、原因らしきものを
探っていくと、必ずといってよいほどに存在するのである。
それが引くきつれ・つまりなのである。”
と身体不調の原因を述べ、その引くきつれ・つまり を
以下のように定義する。
”身体は正常な気の流れ(電気波動)によって、健康が
保たれているが この気の流れに狂いが生ずると不調を
感ずるようになり、果ては臓器自体もむしばまれてくる。”
といい、その要因として、
”先天的体質に、過去の労働による酷使、スポーツによる
過度の酷使や、生まれてこのかたまでの、物理的損傷、
慢性的睡眠不足、食事の不摂生などが、
複雑に交錯して、”(P.3)、
引きつれ・つまりを 身体に引き起こすとしている。
さらに、このような、身体的ストレスや精神的頭脳労働
(考えすぎ)に加えて、霊的障害も引きつれ・つまりに、
関係していると述べている。
また、予防医学的効用として神気法をこう説明する。
”世の中の人々が、身体を定期的に整える治療を受けていれば、
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血・心筋梗塞・狭心症なども
未然に防ぐことができる”と。(同著P.3)
以上、神気法でいう、ひきつれ・つまりをほぐすことが、
病の予防につながるとし、体に流れる気を滞りなく、
流すことの重要さを臨床的に、母は著書の中で証明している。
アートマセラピーのアートマとは、命を生かす力、
即ち、神の気であり、母の根本的に述べている上記の内容にも
通じるものがある。
東洋医学の鍼灸の中で、定義されている 経脈や
経絡(けいらく)などを見れば、体の中が相互有機的に
つながっていることがわかる。
たとえて言えば、高速道路の主要路線のようであり、
一か所に事故があり、流れが滞れば、現場付近のみならず、
かなりの周辺にまで渋滞を余儀なくされるのと似ている。
ツボと呼ばれる体の要点は、インターチェンジや
ジャンクションのポイントのようだ。
もし、そこが通行禁止になれば、そこから分かれる
多くの高速道路への入り口がシャットアウトされてしまう。
そうなれば、高速道路全体で乱れが起こるだろう。
体の気の流れる道筋もそのようなものだ。
つまりをほどくことにより、渋滞が取り除かれる。
気が体にスムーズに流れていれば、
車に相当する、血液やリンパなどの体に元気を運ぶ、
ルートも正常に戻る。
アートマセラピーでは、つまりをほどくことに加えて、
心と体の関係を重視する。
心身一如 の関係を考える。
3日ほど前にブログに書いた、”三界唯心の所現”、あるいは、
不二一元論である。
たとえば、
”自分自身をどのように見ているか”
”病を持っている肉体の本質は何か”
”自己の本質は何か”
”その本質への信頼度はどうであるか”
”死後は肉体と心はどう変化するのか”
”死は恐れるものかどうか”
などなど、さまざまな観点で 心と体 の関係を考えると、双方は、
切っても切れない関係であることが見えてくる。
神気法は 母が独自に体験から生み出した。
アートマセラピーは、私自身の体験からくる信念が基盤にある。
アートマセラピーは 独自の物でない。
誰でも、ご自身のアートマの本質を理解したとき、
心身健全になり、さらに、ご家族やご自身に、その体験を
生かして、セラピーを していただくことが可能になる。
自分自身の体験から、今、日本に戻り、希望者の方達に
その体験をしていただいている最中でもある。
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