自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

唯心の所現~風邪の例~

2012年09月29日 | 自然治癒力(生命力)セラピーの本質

9月29日(土曜日)                                                  心 と 病       

 

病気は 病は気 からと書きます、

昨日のブログに、アートマセラピーでは 心の持ち方を大事に

すると書きました。

 

そのことを風邪を例にとって、もう少しお話しいたします。

心の持ち方というからには、心に原因があるのです。

それをいくつかに分類すると、風邪をひいている心の持ち方

要素として次のことが挙げられます。

 

1) 心理現象

2) 思い込み 

3) 病気になりたい欲求

4) 潜在意識の反抗    

 

1)心理現象というのは、心理的に、寒いと風邪をひくと

思っている人が、雨が靴から浸み込んで、靴下が湿ったときに、

足が冷えたと感じたときに、風邪をひきやすいということです。 


足が冷えたという感覚と、寒いという心理が一体になり、

寒いときに足を冷やしたから風邪になるかな?と心理が働き、

風邪を招くのです。

 

風邪をひくことを、英語で catch a cold と言います。

文字通り、寒さ(Cold)を、取り入れた(catch)わけです。

ですから、寒いから風邪をひくわけでない。


自分の体が栄養もとれていて、平常であるならば、寒くても、

体内皮下脂肪が熱量をだしてくれるので、体の芯がそう簡単に

冷えることはないという、体への信頼を思い起こせば、

心理的現象も防げるわけです。

 

2)思い込みは、主に、恐れからくるものです。 

たとえば、くしゃみをすると、その瞬間、”あ、風邪かな?”

と心に不安がちらっとかすめる。 

くしゃみは、夏風邪のブログで書いたように、本来、

縮んでいる、細胞の気の流れを滞らせる”つまり”が

一瞬にして、ほどけるための、一種の自然治癒力の発動

と考えられます。


下痢などもそうですが、下痢すると、余計風邪が重く

なっていくように不安になる。 

不安になるから、病になったような気が増して、自然治癒力
を十分に出し切れないまま、薬を頼るということになります。

 

このように、生理作用は本来、自然治癒力の発動である

にもかかわらず、不安で風邪にかかったと思い込むと、

そのような症状が実際、体に表面化して、

病気になってしまうのです。


いわば、自分の心で病気を生み出しているといっても

過言ではないぐらいです。 

 

そのためには、自然治癒力という体に備わった、不思議で

強力な人の体の仕組みを理解することが有効です。


ともに、本来の自分と肉体の関係を理解すれば、思い込みが

なくなります。

なぜなら、肉体は心の影であり、心の反映であるということ

だからです。

心に恐れがなくなれば、このような種類の風邪は

ひかなくなります。

 

3)病気になりたい欲求というのは、以外と多いものです。 

ほっぺたが膨れたりするのも、心の反映であることがある。

ほっぺたを膨らますというのは、幼児でいえば、不満の表れです。


口を尖らしたり、目を吊り上げたりするのは、不満や怒り

現れです。

こうした感情が心のどこかにあれば、それ相応の肉体の表現

が風邪という症状の中に見られます。

 

例えば、誰かの注意をひきつけたい、同情がほしい、

謝罪してもらいたい、自分の面倒をみてもらうことで

相手のエネルギーをとりたい、などという心が病気に

なりたい欲求として 実際、風邪の症状などを出現させます。


誰にでも、自分を大事にされたい、かばってもらいたい、

相手が言うことを聞いてほしいという、甘えの心はあります。

 

”今日は風邪っぽくて、微熱があるから、夕飯の支度手伝って”

と言えば、誰かが夕飯の支度をする。

忙しいからできない、とか、そのぐらい大丈夫でしょう?

とか言われて相手にされないと、ほんとうに、微熱が出て、

熱が上がっていく。 


それだけ元気なら、ご飯の支度も片づけも大丈夫でしょう?

などと、いわれないためにも、本人の心は病気になりたい

いう念願どおりに、風邪を実現させるのです。

心の願いというのは、このように大きな力を持っているのです

 

4)潜在意識というのは、少々複雑な仕組みになります。

心理的な要素や、思い込みなど、いろいろ混じる場合がある

からです。

たとえば、風邪の場合は治りがけがとても大事と言います。


治りがけに無理をすると、ぶり返したりする。

同時に、風邪のような自浄作用が起きているときに、心の中の

潜在意識が反感をもったりすると、てきめんに皮膚などに、

発疹や肌荒れを起こしたりします。


それは、反感心というのは、皮膚を縮める作用をするからです。

縮まった箇所は赤くなり、皮膚病になったりするのです。 

 

反感というのは、いつも、小言を言い続けている母親や、

自分を縛ろうとする、父親、あるいは、兄弟の不仲で反発を

もっていたり、とそういう潜在的に潜んでいた感情が元と

なります。  


それらは普段忘れているのですが、風邪などをひいて、

心も体も敏感になっているとき、突然浮上したりするのです。

 

風が強く晴れた寒い日こそ、凧あげが面白い。 

面白いことをしていれば、風邪などひかないのですが、

そんな時に、親の権威で ”お使いにいきなさい”とか、

”塾に行きなさい”とかいわれると、

とたんに反発心が湧いて、しぶしぶ行って帰宅後、

熱が出たりする。 


つまり、”風邪をひくことで反抗心を表面化”しているわけです。

 反感や反抗心を普段から溜めこまないように、家族の

調和ある雰囲気や お互いに尊重し、いたわりあえる

人間教育を学校任せにしないで、家庭内で、

取り組むことが大事だと思います。

 

以上簡単ですが、風邪一つとっても、心の持ちようが

これだけ影響を与えていることがあるのです。


平常心保持、そして、自分の心を自分の主軸に合わせて

回転できるよう、中心(久遠の今の点、空転)をよく見つめる

訓練を日頃からする大切さを

感じる今日この頃です。

 

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