自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

家庭内暴力

2012年09月05日 | 自然治癒力(生命力)セラピーの本質

或る方の体験

9月06日 (水曜日) 2012

今日は家庭内暴力についてお話しさせていただきたい。

ご主人に暴力をふるわれて、身体にあざをこしらえても、

それでも、夫と、別れられないという方がいた。


仮にHさんとする。

実家のご家族も、毎回、Hさんが、逃げて実家に戻ってくるたびに

離婚をすすめていたが、

いつの間にか夫のところに戻りたくなるという。


Hさんは母性愛の強い人だった。 

夫の暴力にはパターンがあって、夫に従わないと急に

感情が激変して、顔つきが変わるという。

そして、夫が手をあげてしまい、Hさんが恐怖心で、

途方に暮れていると、

夫は 

”自分はダメな人間だ。こんなに、お前を傷つけて“ と 

Hさんに 謝罪をし、反省するのだという。


その時、Mさんは、

”ああ、この人は自分がそばにいてあげなければ 

誰もわかってあげられないんだ“と、逆に夫に同情心が

湧いてきて、そのことを理解してあげられない自分自身

を責めてしまうという、


”自分さえ、変わればいい。 相手に対する愛情不足なんだ”

反省して、夫と向き合おうと努力する、


そのバターンの繰り返しで、とうとう、ぎりぎりのところまで

暴力が身におよび、このままでは自分が殺されてしまう

かもしれないと殺気を感じたときだけ、実家に逃げ込むという。

 

しばらくセラピーを続けるうちに、

Mさんは自分の心を見つめる余裕がでてきた。


それは、自分が被害者だと思う反面、もしかしたら、夫が

自分に手を出させる原因は、自分にも あるかもしれない

という、それまで、考えてもみなかった局面だった。

 

Mさんは、子供のころ、たぶん、幼稚園にも上がらない年に、

ある顔見知りの男性から性的な嫌がらせを受けていたこと

を想いだした。 


そして、それがトラウマとなり、年頃になって、

恋愛しても、性的な感情を相手から感じると、

意味なく不安な心持に陥って、自分が自分でなくなるような

分裂した感情を味わったという。

・・・続く・・・・

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