自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

天使が人間に生まれたい訳(鳩セラピーの後編)

2012年11月01日 | 自然治癒力セラピー協会のセラピー

 

親バトのメッセージから、輪廻転生を考える:

11月1日 (木曜日)   ・・・昨日からの続き   

 

 

(2004年7月25日日記の続き) 

あっけないものだった。 突然そのときは来た。 

誰かを待つかのように上を見上げていた

小鳩があっという間に羽を動かし、


そのまま、飛び上がり、2メートルほどの

高さのある、ベランダのひさしの上に着陸した。

ほんとに飛んでいけるのだろうか? 


しばらく、呆然と見つめていた私の胸に

一抹の不安はよぎった。 


これで、自分のセラピー義務が終わったのだ。

そう思った次の瞬間には、もう、小鳩君の姿は

視界から消えていた。


外の世界に出て、すぐ、猫の餌食にならないという、

確証があるわけでもないけど・・・

(以上日記転記終わり)

 

野生の鳩、野良猫の子供、避妊手術後の

傷口が膿んで、膿が腹に溜まった猫、

インドに居住していたとき、アートマセラピーの

施術の対象は、動物 鳥など、多岐にわたったものです。


動物でも、気 の流れと、自然治癒の関係は、

人間のそれと共通していて、彼らから、とても深い

勉強をさせもらったと思っています。

  

ところで、私たちの意識の中では、動物族 とは

一線を引いています。 

人間は動物に生まれ変わらないと信じている人も多い。 


しかし、文献には、動物も人間に、人間も動物に

生まれ変わることがあると、表記されています。 


動物に生まれ変わる人の例として、 食生活が、

肉(鳥、四足動物、魚)に 凝り固まった場合。 

たとえば、肉 は火の気が強いのです。 


火の気というのは、私たち肉体は、自然の要素から

成り立っているという説に基づく言い回しです。


つまり、水、空気、火、土、風 の5要素が

肉体を構成していて、様々な形で、生命に影響を

与えているとしています。


火の気が強すぎると 次生に、四足動物になる確率

が高いというわけです。 


或いは、死ぬ直前に、心がある生き物に捕らわれた場合。 

例えば、仙人になるべく 長年 修行をした僧が、

入滅(瞑想しながら、息を切り、肉体を脱ぐこと)する

直前、鼻の上にいたハエに、気を取られました。

その僧は、心の中でつぶやいたのです:

”うるさいハエめ!”


まさに、その瞬間、彼は悟りの世界に行けず、

ハエ に生まれ変わるべき運命に変わったといいます。

”?はてな”印のつくお話かもしれません。

 

人間で生まれてきたことがどんなに大きな

意味あることかと、師は教えます。

人間に生まれて来るからこそ、”成仏できる” からです。


動物や他の生き物では、死んでも、成仏はできない。 

また、生まれ変わらなければいけないわけです。 


成仏とは ここでは、どういう意味かというと:

自らに備わる神の資質(真・善・愛)を自覚し

欲を捨て、執着をとり、他者のために、

奉仕と創造的な生活を送ることで、輪廻転生の鎖から 

はずれることです。

 

そのために、天女もエンジェルも精霊達も、地上に

降りて、人間に生まれたいと強く願っているといいます。 


彼らは (存在しているとすれば)、一見、霊力 

や神通力では、人間以上の能力を身に着けているように

見えるが、一つだけ、欠落している・・・ことが

あるからです。


それは、成仏するための修行”です。


人間界で”成就する”ことが、叶うからです。

天界では修行が 生温い(なまぬるい)という

ことらしいのです。


霊界人が人間界に生まれ変わりたいのは

そういう理由があるのです。

彼らの、神通力とか超能力、霊力というのは、

悟りの度合いを測る物差しではなさそうです。


そういう力は、霊界のキツネや蛇、または、

邪霊でも、持っているぐらいといわれるのですから。


自分が 肉体に属するだけでなく、本質が、アートマ 

と言われる、限りなく、神に近い資質を、どれだけ

自覚しているかということが大切だというのです。

 

五感に属する欲求は、一つでも、心に残してあの世へ

いけば、その執着が残り、そのために、人は何度でも、

生まれ変わって来るようです。

 

つまり、あれが欲しかったのにという、想い残し

残っている限り、輪廻転生・フリー切符” 

(生まれて死ぬという、生物のサイクルから外れて、生まれ変わらない 

を、手に入れる事は難しいからです。

 

だから、欲望は欲望として否定せず、できる範囲

でそれを実現させてあげることも、私たちに

与えられている自由選択肢だと、言います。


と同時に、それらを無我夢中で手にいれても、

魂は、きっと、虚しいだろうということも

知っているのです。


そう、魂で知ることと、欲望や目的を達成して

満足感を知ることは、どうも、別々のようです。 

  

心で悪いとわかっていても、なかなか、意思が

弱くて、その習癖がやめられないことは多々
あります。

頭と心の葛藤は、理性と感情の葛藤でもあります。 


心の中にも、葛藤があります。

感情に流される自分と、感情をコントロールしよう

とする心との葛藤です。


自分が欲しいと強く”感覚”が、欲求したことは、

満足させるまで、あきらめきれないのだと思います。

 

次の生は、人間か、鳩か、魚か、像か、トラ? 


あるいは、昆虫か?蛇か? 蛙か? … という可能性が

全くないとは否定できないということ。


何故って、あのとき、首の反対に付いている子鳩を

私に残して、消えた親鳩の眼を想いだすと、鳩には

思えないのです。


鳩に姿を変えた、仙人のように想えて仕方がないのです。 


テレパシーで ”この子をよろしく。 後は任せた。 

お前の修行だ。 施術せよ ” 

というメッセージが、はっきり、私の心に

届いたからです。 


この地球に存在する、生き物の種類と数を考えたら、

人間として、今、生まれたこと、それは 宝くじの

一等に当たるより、確率的には低いものかもしれません。 


こうして、生まれてきた幸運 と、 人間らしく生きる 

ということを、改めて、考えずにいられません。

 

           

今度は、人間に生まれたいかって?      

空を飛べないなんて考えられないよ・・・

 

 

      

                               

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コメント (1)
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