自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

チャチャありがとう・・

2012年11月27日 | ペットロスの癒し

お別れの言葉

11月27日

                               

26日からの続き・・                       

チュチュが見守る中で横たわるチャチャの亡骸

 

これがオレの人生、いや、犬生をかけた、君へのプレゼントだよ。

俺の役割、こうして終わる。

小さな小さな愛情、でも、皆、この愛情で生きて支え合っている。

わかったかい? Y、わかったかい? オレの愛情、わかったかい? 

久しぶりで心にジーンときただろう。

 

それに、気が付かなかった日々は、今、振り返ると、 

しびれた足の裏の感触のように鈍く、ドンよりしていて、

オレの眼差しの記憶も不鮮明だろ?

 

この10日間の、一挙手一動のオレの動きに、喜び、悲しみ、

心配し、瞬間瞬間が新鮮だったな。

 当たり前の生活に、あふれるほどの感謝を見つけることは難しい。

 この短いオレの人生の凝縮された10日間に、

キミの愛情を独り占めにできた。 

この8年間のチュチュの座 (注: 私の膝 ~ヒザ~ の上)を 

やっと、この最後の10日間だけ、独占できた。

 

Yの書く後記)

チャチャは、こんな言葉使いだったようです。

結構、乱暴な言葉使い。 

本人(匹)は、人間の言葉に慣れていないから 仕方ないと

言っていました。

それでも、人間の言葉を使い、霊媒師Aさんと話をしていました。

声は低めのちょっと、男性的な声だったといいます。 

彼女がいうには、アニメのキャラの誰かと同じ声音だと具体的に

表現してましたっけ。

Aさんは、犬と話をしたのはチャチャが初めてということでした。

チュチュ、(兄弟犬)とは、まったく会話ができなかったよう

ですから、チャチャの特殊な力があったのでしょう。

セラピーに来られる方の中には、チャチャのちょっとした場面で、

犬らしくない資質を、感じている人は何人かおられます。

 

今にして思えば、チャチャの眼付は、犬的というより、ときどき、

ゴリラ(類人猿)のような眼だなあと何度も感じたときがあります。  

限りなく、人に近い眼差しをするときがありました。

風呂に入るとき、じーっと見つめられていると タオルで思わず、

体を覆ったりしたものでした。

 

”会陰ヘルニア”ということでしたが、亡くなるときは、膀胱も

今まで通り、小さくなり、弾力を取り戻し、肛門部周りの赤く

ただれた箇所もだいぶ乾いて、血流が止まらない以外は、

尿も出始め、良好に見えたものです。

 

大病院で、去勢され、バイパス手術を行う。 

膀胱が壊疽していると判断されれば、体内のどこかに袋を

あてがわれる大手術。

そして、腸の中に異変があった状況で、体を切り刻んで、

その後、回復を待たぬまま、意識(生命力)なく、私の手元に

戻ってくることも 想定内 でした。

それであるならば、自然治癒力、体の自然な営みを尊重したい

と思いました。

自然の営みの中に、肉体の自然治癒の力と、心の意識の健常さも 

ぎりぎりまで、保たれると信じているからです。

人でも動物でも、肉体は、機械の部品の寄せ集めではありません。

化学反応で正常化させるという、実験室で行われる物質の変化

そのものとも違います。 

体の各組織は、繋がり、連絡を取りあい、どこを損傷しても、

影響を及ぼし合います。

ましてや、心の領域と 体の細胞一つ一つと、は密接な関係が

あります。 

抵抗力のない、チャチャの体に麻酔薬やら、抗生物質の投与を

したらどうなるでしょう?

きっと、自然治癒力に蓋(ふた)をされ、体の細胞が完全に

物質化(化学反応の対象)して、チャチャの、意識と心に甚大な

影響を与えると考えました。

 

こうして、私自身の体が、彼の逝くときの最期のぬくもりを

覚えていられること、その感触は宝物です。

さらに 最期の最後まで、チャチャと意思疎通が、できたこと

への感謝、彼の人格ならぬ、犬格を十分尊重した措置であったと、

自信を持って言えるような気がします。

 

首がすわらなくなったとき、ずって、亀のように私の方向に体を

向け、意識もむけてきました。

”一人であの世へ行くのは、ちょいと怖いぜ” 

という 彼の心が伝わり、すぐ、抱き上げて、膝に乗っけました。

それから、少々荒目の息遣いを20分ほどして、落ち着いた様子

だったので、傍らに置いて添い寝しようと思い、

チャチャにこう、言いました。

” チャチャ、ごめんね。 ママちゃん、少し仮眠をとりたいん

だけど”その瞬間でした。

彼の首は私の両腕の中で、大きな角度に、鎌首のように 

のけぞって、”U=NN" と唸って そのまま旅立ちました。

 

すぐ、絨毯に置いたところ、四肢を伸ばすようにして、

完全に魂がぬけたようです。

彼のそばで その夜は明け方まで仮眠をとりました。

ずっと、私の手は、彼の頭と首に触れていました。 

不思議なことに、チュチュの体温と大差ないほど、

いつまでもチャチャの体は、あたたかく、

硬直もそれほどみられず、普段のチャチャそのままでした。 

汚物は何も出ませんでした。 

遺体に保冷剤を当てて冷やしておいてくださいという、

葬儀屋さんの言葉も無視しました。

生きているようで、こんな寒いのに、冷やすことに 

抵抗がありました。

それ以上に、絶対汚物は出ないだろうという確信に近い感覚

がありました。

 

彼は次の日の午後6時、遺体を焼かれ、骨壺に収まりました。

今でも、すぐそばに チャチャのぬくもりを感じます。

毎日、日課として、散歩に行き、怒ったり笑ったり歌ったり

慰められたりしながら、いつまでも、そんな時が続いていく

はずだと 疑いもなく、漠然と毎日チャチャと向き合って

いました。

こうして、チャチャの存在は 心の中で、永遠になりました。

 

色々な方達に応援のエールを今回いただきました。

あらためて感謝するとともに チャチャの旅立ちのご報告と

いたします。

 

最期に、葬儀のため、深夜2時に連絡して、翌日駆けつけて

くださった、wavy の、井上さん、 

チャチャに対する、心こもった対応に感謝です。

お陰様で、チャチャの最後のけじめが、滞りなく終わりました。

井上さんの供養の読経、般若心経、チャチャの魂に届いた

ことでしょう。

また、お骨を時間をかけて、一つ一つ丹念に、拾えたこと、

最期の喉仏を納めて、骨壺のふたを閉めたとき、

チャチャのこの世の執着(犬の体への)も消えたことを感じ

ました。

私自身、チャチャへの愛情を執着無しに、心に焼き付ける

ことができました。

 

川崎動物高度医療センターの田村医師にはこの場を借りて

感謝申し上げます。

献花も送っていただきました。 

最後に: 原因を田村医師に、改めて、確かめましたが、

血の流れていた理由も現在まだわからないということ、

 

チャチャの死因は未だに 不明というところです。

 これからも、チャチャのような難病の動物たちが、チャチャ

の死を一つの体験として、速くよりよく、適切な措置とともに、

癒されますように。

 

最期の最後に、”チャチャありがとう” をもう一度・・・・

私事の内容を、共感を持って読んでくださった、あなたへ。  

ありがとうございました。

***********************************

大病院の医師が、今すぐにでも破裂すると心配された臀部の腫れ(右)

も、排尿とともに、収まり、亡くなる直前にはほとんど

正常な皮膚に戻りつつありました(左)~これが自然治癒力です。

                    

亡くなる直前の局部の写真。退院後、数日間はこのような

状態でした。

20日には、彼の自然治癒力に委ねて、薬などなしに、

これだけ回復していました。 

 

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コメント (1)
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