平成24年10月13日(土曜日)
昨日は、肉体が神聖な魂の道具という観点から、摂取するエネルギー
は良質なものをというお話しをしました。
昨今、何を安全な食物として、摂取すべきかがこれほど熱心に
語られている時代はないでしょう。
昨日肉体の定義をしました。 その中で、① デーハ―という、
体は燃焼するものであるという見方は 体内は常に摂取した食物から
エネルギーを燃焼させ身体を維持しているということでもあります。
食べ物が体内で燃焼して 栄養素が吸収され、カロリーとなり、
エネルギーを出し、さらにそのエネルギーが肉体のみならず、
私たちの心にまで、影響を与えているということです。
その点を少し詳しくお話しさせてください。
食べ物が心に影響を与えている例として、国民性の比較が
あげられるでしょう。
一般的に、古来において、狩猟民族だった国民が、一般的に
攻撃的で、自己主張が強いといわれます。
一方、農耕民族であった私たちの祖先は穏やかで控えめ、
周囲の調和を重んじる社会をつくってきました。
日本人は米を主食として、魚中心の菜食を古来から行ってきたのです。
近年、肉食やパン食、乳製品が大量に食卓に上り、子供たちの
体格は向上しましたが、運動能力が親の世代と比べ、落ちている
ことが統計的に発表され、論議を醸し出しているようです。
肉を主体に摂取する人達が攻撃的だと言われる理由はいろいろ
挙げられますが、その一つに、殺される前の動物の想念の影響が
強いためという学者がいます。
例えば、牛は発達した知能をもっていて、トサツ場に連れて行かれる
途中、すでに死を予感して、涙すら流します。
死を予告された瞬間から、牛の体内ホルモンに影響が出てきます。
つまり、アドレナリンとインシュリンのホルモンバランスが、
怒りや恐れの想念で崩れ、死の直前まで怒りの想念で放出された
ホルモンが牛の血液にも影響を与えるというのです。
その血を完全に抜くことのない肉を人間が摂取することで
怒りや恐れの不純なエネルギーが人間の体内に取り込まれ、
知らず知らずの間に身体に蓄積していきます。
怒りの波動が食物を通して食した人の心に影響を与えていくとき、
類は類を呼ぶの法則で、その想念に相応しい想念を感知し、
外部から取り入れやすくなるといいます。
つまり 短気になったり、イライラしやすくなったり、
不安になったり、怒りやすくなったりするわけです。
近年、ジャンクフッドのメッカ、アメリカでは 子供たちの
肥満体の問題をはじめとして、小学生から抗鬱剤や精神安定剤
を与える学校が増加しています。
子供たちの精神的な病はすでに、社会問題ともなっています。
食べ物が重要な要素と気がついた親たちはジャンクフッドを
食べないようにキャンペーンを始めていました。
知り合いのアメリカ人は” ハンバーガーを食べるな。食べれば
君の将来は不能(子供ができにくくなる)コークを飲むな。
飲めば歯がぼろぼろ抜けて、早く老ける!” というチラシを
(ニューデリーで)配っていました。
話しがそれましたが、脳卒中や脳梗塞など、血管が切れるのは
高血圧やコレストロ―ル値の関係を指摘されていますが、不純な
想念を食べ物から摂取している事実も、見逃せないと私は思います。
動物の死肉の摂取を通して、彼らの不当に殺されることに対する、
隠された怒りの感情を、私たちが、波動体として摂取していないと、
だれが証明できるでしょうか?
その証拠に、どんな動物も殺されるために生まれたのではない
~例外なく、殺される時は嬌声を発し、最大限の抵抗を試みて
死の恐怖から逃れたいとしているではありませんか!
2011年3月の東北大震災での原子力発電所の事故は まだ、各地
で放射能の問題を残しています。
放射能物質は大気に混じり、水蒸気となり、雲をつくり、そして
雨となり地上に落下して、静岡県のお茶も飲めない時期がありました。
土壌がこうして、知らない間に汚染されていき、放射性物質に汚
染された土壌の廃棄場所は、今後さらに、大きな問題となるでしょう。
その土壌で収穫された野菜や農作物が体内にはいった場合、
放射能物質は蓄積され、長い時間かけて、体に害を及ぼし病気を
誘発することは明らかです。
放射能とまでいかなくても、何らかの化学物質で、汚染された土壌
で造られた農作物は身体に対してだけではなく、心にも悪影響
を与えていくということ、ご存知でしょうか?
“食物のエッセンスは心の造形に影響を与える”とヴェーダでは言います。
汚染物質が身体に害を及ぼすのは勿論のこと、昨今のように、
防腐剤や有毒色素などの含まれた 有害な食物への、恐怖感もまた、
母親の母乳や手料理にも知らず知らずの間に、影響を与えています。
恐怖感は 五感から得る想念であり、想念はすべて波動として、
眼には見えないが、確実に伝わっていく実質をもっています。
想念エネルギーはいろいろな形で 知らず知らずの間に、生活空間で、
活用されてきました。
例えば、以心伝心、虫の知らせなど、強い祈りなどで 想念が相手
の心の電波塔でとらえられることは体験されている方も多いでしょう。
いわゆる、テレパシーとも呼ばれる想念伝達方法です。
想念は目に見えず耳に聞こえないが、ラジオの電波に似ています。
ラジオ電波が、今、ここに確実に、流れて来ているように、
私たちは、種々雑多な想念の波の中で生活しているのです。
食べ物への影響に話を戻しますと、母親が気分が塞いでいるとき、
ましてや、喧嘩後に、相手への、“恐れ”、“怒り”などの、感情を
残したままで食事を作っているとします。
穏やかな気持ちで造られた食事と比較して、きっと、味つけにも
一味の、違いがあるでしょう。
塩辛かったり、甘すぎたり、だしの取り方にも、違いが出てくる
かもしれません。
同じ材料を使っていても、気分の違いで、何等かの味の違いを
感じるはずです。
プロの料理人の腕にも言えます。 腕が違うというのは、実は、
そのコックの想念から違うのです。
穏やかな心の料理人は、料理への気配りがいきとどくでしょうし、
焦っているときは、どこか手抜きになりかねません。
どのように、材の鮮度に気をつかっているか、下ごしらえに
注意しているか、食べる人を喜ばせたいか、という愛情の想念を
持っているかどうか、それが、その料理人の創った料理に反映される。
これは、技術だけの問題ではありません。
心が、想念が その食事の一品の味わいを創りだす~と言っても
過言ではないでしょう。
あの人が造ったのならぜひ味わってみたいと思える作り手と、
その反対の作り手も存在する。
食べる人は料理を作った人の、心の想念の波動を、料理の中から
摂取していくのです。
だからこそ 母親の手作りのお弁当は、質素であっても、美味です。
母親の愛情を摂取できるからです。
食する人の立場から言えば、時間と余裕がないとき、高級三ツ星の
レストランで食事したいと思わないでしょう。
ファーストフッドで十分ですね。
コンビニの弁当、老舗の弁当、手作り弁当、同じ弁当でも、作り手
の想念が違えば皆、食後の感じは違います。
同時に、食べる人はその時の自分の心の想念の波動に合ったものを
無意識に選択しているのです。
だからこそ、肉体と心を純粋に保ちたいと願うならば、食材と
作り手の心、また食べるときの心持に十分気を付ける必要があるのでしょう。
あなたが、母親であるならば、穏やかな愛情を持って子供に料理
をつくっていただきたい、
それは、必ず、子供の心に栄養となって残るからです。
続く…
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