2018年10月・11月インド滞在のまとめ 2018・11/17
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今回の旅。いくつかの思いがけない出来事がありました。
それぞれに印象が深く、アトランダムに想い出を
振り返ってみたいと思います・
下の写真はガンジス川で、母の遺骨をインド古来の、
お釈迦様時代から続く死者の霊
を弔う儀式を、行った時の写真です。
流しているのが、母の遺骨を包んだ白い布地です。
お経(般若心経など)をあげた後、流します。
そのあと、バナナの葉っぱの上に花びらと蝋
燭に灯をともし、流して精霊を癒しました。
目の前には対岸にお寺など、古い建物があります。
一番高い岡に建てられているのは、ハリドワールで
最も有名な女神の寺院です。
朝九時でした。
4時にデリーをタクシーで出発して、4時間強乗り続け
8時間半にガンジス川聖地、ハリドワールに到着。
信じられないほど、人気のないガンジス河の水量は多く、
流れも速く、母の追善供養の儀式は20分足らずで
終わりました。
目的を果たすと、そのまま、又デリーに引き返しました。
次の写真は、インド人に頼まれて、初めて自分のサリー
を友人の娘さんに着つけた時の写真です。
彼女は人生2度目のサリー着用ということで、普段は
ジーンズで闊歩しているのに、この時は歩くのも少し
気遣いながら・・・
この彼女がカレッジの卒業式に、ぜひ来てほしいというので、
参列させてもらい、そのあと母親や親戚の人達ととったのが
以下の写真です。
向かって左から2番目が彼女です。
ガウンの下はインド伝統服ではなく、モダンなミニ
スカートが、時代の変遷を感じます。
実は、彼女は、完全な菜食で殺生が禁止され、
空中の微生物を吸い込まないように、マスク
をする人がいるほど厳格な、ジャイナ教の出身です。
つまり、姓が、ジェーンとつくのです。
このジェーンという名前が先祖代々、ジャイナ教徒
の教祖の血をひく証明です。
たまたま、卒業式から数日後、ジャイナ教徒に
とって、大切なお祭りの日にあたり、彼女の
家族から、一緒に夕飯を誘われました。
ディナーを頂く前に、家族一同で、ジャイナ教の
テンプルに新しい服に着替えて詣でます。
私にもぜひとお声をかけていただき、一緒に、
初めての体験である、ジャイナ教のテンプル内
に入らせてもらいました。黄金の寺院の模型が
飾られ、荘厳な雰囲気が漂っていました。(写真下)
このお寺でのお祈りが終わると、自宅に戻ると、家長が
サンスクリット語でジャイナ教のお経を唱え、家族全員
でお祈りする儀式が 最後に残っていました。
和気あいあいと 寺から戻り家族で団らんしていると、
その用意ができた家長のお経が始まりました。(下)
それぞれ、皆、絨毯の上に正座(印度の正座はアグラ)
し、一緒にチャンティングが始まりました。
さて、ヒンズー教徒にとって、年に一度の最大な祭り、
ディワリが11月7日にありました。
友人に誘われ街のにぎやかさを味わいに、近くの
マーケット(いわゆる商店街)に出かけました。
そこで、女性が、おめでたい時、結婚式やお祭り
などに行う”ヘナ“を、手の甲にしてもらいました。
下の写真です。
ほぼ、完成まで25分、付けてもらった後、
シャワーはNG。翌朝までヘナしてもらった手は
そのままにして、自然にはがれるのを待つと、
次のように、くっきりと模様が現れました。(下)
さて、今回のインド旅の目的の中でも、最も肝心な
ナダブラハム(音の真髄)を得ること、つまり、
インド古典音楽の成果は?
はい、勿論。
幸いに、ありました。かつての、シタールの師匠と
特別レッスンをいただけました。
次回から、自然治癒力のお話です。
よろしくお願いいたします。
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