月曜日は久しぶりに着物の会のため着物を着た。晩秋の秋晴れは着物には好適である。
母から譲られた大好きな錆び朱にすすきが金で描かれた渋派手な訪問着である。
講義は着物と日本人、実技は振袖に合う帯結びだった。
私が着つけた振袖と帯です(色は合わないが練習用の振袖です)モデルは50歳代なので後ろ姿のみw
で、ちょいと自慢ですが、ワタクシかなりまとめ髪に熟練したのざます。
ほれ こんな風でございます。
使った髪留めはこれ ↓ サイドは多少スプレーで固めたが鬼ピンなぞ一切使っておりませぬ。
この形の髪留めは某デパートの一階のヘアアクセサリー売り場で見つけた。珍しい形だったので何気なく手にとって眺めていたら、ちょっと年配の売り場のおばさまがイソイソと近づいてきたのでした。
「あ~ら お客様 きれいなおぐしですね、でもたっぷりなさってるから普通の髪留めじゃなかなか留まりませんでしょう?」
そうなんです。年とともに多少は髪が痩せたがそれでも量は多い 太い コシありまくりの私の髪。普通のバレッタだとまず無理です。無理に留めてもはじけます。
「この形のはとてもよく留るんですよ ほ~ら」
おばちゃま、手際よく自分の髪をくるくるっとまるめて手首を返して髪留めを差し込む。「わ~ 奇麗に留るんですね~ 」と感心した私に気をよくしたのか 鏡の前に私を引っ張りレクチャーし始める。
「お客様 どちらが利き手でらっしゃるの あっそうですか それでは右手でこうおぐしを回転させて そうそう そこで手首をひねってそこで左手に持ち替えてくださいませ。」
「おわかりになりました?もう一度やってごらんになって」
おばちゃま あくまでも親切である。
できたまとめ髪をわざわざ持ってきた手鏡で見せてくれる。
「ほ~ら ふっくらと奇麗にできあがりましょ? この髪留めでとめれば一日中落ちてきませんのよ」
その時私はおととしだっけかの飲み会での苦い出来事を思い出していた。
中学の時の友達と6人ほどで銀座でご飯を食べた。その後新橋で飲んでたら盛り上がって早12時近く・・・ 「ヤバっ終電っ」て感じでJRに乗り某ターミナル駅で降りた。JRの改札を抜けて私鉄に乗るために コンコースを駆け抜けた。
その時私着物だったのよね~
まあ走ったくらいで着崩れはしない程度には着物慣れはしてますがな・・・
しかし、髪は盲点であった。
終電の二つ前くらいの電車はものすごく混んでいたがどうにか体を滑り込ませて あ~よかったとほっと一息ついたら なぜか耳の下あたりに金属が当たるではないか・・・
なんだろう?と思ってそれをつまんでみたら いわゆる夜会巻きコームと言われるごつい櫛が髪から落ちて垂れ下がっていたのよね。 ↓
ひえ~と思って窓ガラスに映る自分の姿を見たら 「落ち武者」状態であった。
どおりで私の周りになんとなく 「引いてます」風の隙間ができていると思った。
終電近い満員電車の中の着物着たおばさんの落ち武者って怖かったのであろう・・・ 私だって遭遇したら怖いわ
再度ひえ~と思いながら直そうとしても荷物で片方の手はふさがっているし、混雑した電車の中でもう一度髪をまとめなおしてこういったコームで留めるのは至難の技・・・ もうどうでもいいやと思って最寄りの駅までそのまま乗ってましたよ。
これに懲りて、その後はしばらく スティックのかんざしも使ってみた。
これは案外しっかり留るが しっかり留めると今度は頭に食い込む感じで少々痛いのである(これはコームも共通の困った点)
それにきっちりしたアップにはなるがふんわりといった感じにするのは難しいのである。
その点 このおばちゃまに勧められた髪留めは ☆よく留まる ☆ふんわりとまる ☆痛くない ☆たとえほどけても束ねてとめればすぐにリカばれる
非常によろしいのであります。
で、おばちゃま満面の笑みで
「いかがでございますか? 重宝でございますよ」
そこで私も一つ買ってもいいかな~ と思ってそこで初めて値札を見た。
7800円!
ひえ~ こんな髪留め一つで(スワロフスキーかなんかがはめ込んであるにせよ)7800円!
冗談ではないですがな・・・
おばちゃま 売る気満々で私をレジに誘導しようとしてましたが
「あ~ 今日は勉強になりましたわ~ 教えていただいてありがとうございました。また寄らせていただきますね~」とにこやかにあいさつしてそこの売り場を後にしたのでございました。
同じ形を見つけて新宿地下街で買ったのが 今 私の持っているものです。確か1200円くらいだった。 同じに使える。
おばちゃま その節はありがとう。
母から譲られた大好きな錆び朱にすすきが金で描かれた渋派手な訪問着である。
講義は着物と日本人、実技は振袖に合う帯結びだった。
私が着つけた振袖と帯です(色は合わないが練習用の振袖です)モデルは50歳代なので後ろ姿のみw
で、ちょいと自慢ですが、ワタクシかなりまとめ髪に熟練したのざます。
ほれ こんな風でございます。
使った髪留めはこれ ↓ サイドは多少スプレーで固めたが鬼ピンなぞ一切使っておりませぬ。
この形の髪留めは某デパートの一階のヘアアクセサリー売り場で見つけた。珍しい形だったので何気なく手にとって眺めていたら、ちょっと年配の売り場のおばさまがイソイソと近づいてきたのでした。
「あ~ら お客様 きれいなおぐしですね、でもたっぷりなさってるから普通の髪留めじゃなかなか留まりませんでしょう?」
そうなんです。年とともに多少は髪が痩せたがそれでも量は多い 太い コシありまくりの私の髪。普通のバレッタだとまず無理です。無理に留めてもはじけます。
「この形のはとてもよく留るんですよ ほ~ら」
おばちゃま、手際よく自分の髪をくるくるっとまるめて手首を返して髪留めを差し込む。「わ~ 奇麗に留るんですね~ 」と感心した私に気をよくしたのか 鏡の前に私を引っ張りレクチャーし始める。
「お客様 どちらが利き手でらっしゃるの あっそうですか それでは右手でこうおぐしを回転させて そうそう そこで手首をひねってそこで左手に持ち替えてくださいませ。」
「おわかりになりました?もう一度やってごらんになって」
おばちゃま あくまでも親切である。
できたまとめ髪をわざわざ持ってきた手鏡で見せてくれる。
「ほ~ら ふっくらと奇麗にできあがりましょ? この髪留めでとめれば一日中落ちてきませんのよ」
その時私はおととしだっけかの飲み会での苦い出来事を思い出していた。
中学の時の友達と6人ほどで銀座でご飯を食べた。その後新橋で飲んでたら盛り上がって早12時近く・・・ 「ヤバっ終電っ」て感じでJRに乗り某ターミナル駅で降りた。JRの改札を抜けて私鉄に乗るために コンコースを駆け抜けた。
その時私着物だったのよね~
まあ走ったくらいで着崩れはしない程度には着物慣れはしてますがな・・・
しかし、髪は盲点であった。
終電の二つ前くらいの電車はものすごく混んでいたがどうにか体を滑り込ませて あ~よかったとほっと一息ついたら なぜか耳の下あたりに金属が当たるではないか・・・
なんだろう?と思ってそれをつまんでみたら いわゆる夜会巻きコームと言われるごつい櫛が髪から落ちて垂れ下がっていたのよね。 ↓
ひえ~と思って窓ガラスに映る自分の姿を見たら 「落ち武者」状態であった。
どおりで私の周りになんとなく 「引いてます」風の隙間ができていると思った。
終電近い満員電車の中の着物着たおばさんの落ち武者って怖かったのであろう・・・ 私だって遭遇したら怖いわ
再度ひえ~と思いながら直そうとしても荷物で片方の手はふさがっているし、混雑した電車の中でもう一度髪をまとめなおしてこういったコームで留めるのは至難の技・・・ もうどうでもいいやと思って最寄りの駅までそのまま乗ってましたよ。
これに懲りて、その後はしばらく スティックのかんざしも使ってみた。
これは案外しっかり留るが しっかり留めると今度は頭に食い込む感じで少々痛いのである(これはコームも共通の困った点)
それにきっちりしたアップにはなるがふんわりといった感じにするのは難しいのである。
その点 このおばちゃまに勧められた髪留めは ☆よく留まる ☆ふんわりとまる ☆痛くない ☆たとえほどけても束ねてとめればすぐにリカばれる
非常によろしいのであります。
で、おばちゃま満面の笑みで
「いかがでございますか? 重宝でございますよ」
そこで私も一つ買ってもいいかな~ と思ってそこで初めて値札を見た。
7800円!
ひえ~ こんな髪留め一つで(スワロフスキーかなんかがはめ込んであるにせよ)7800円!
冗談ではないですがな・・・
おばちゃま 売る気満々で私をレジに誘導しようとしてましたが
「あ~ 今日は勉強になりましたわ~ 教えていただいてありがとうございました。また寄らせていただきますね~」とにこやかにあいさつしてそこの売り場を後にしたのでございました。
同じ形を見つけて新宿地下街で買ったのが 今 私の持っているものです。確か1200円くらいだった。 同じに使える。
おばちゃま その節はありがとう。