友人Tが携帯にメールしてきた
「局ちゃん この詩 友達が教えてくれた。ちょっと泣けた。どう思う?」
以下
手☆(☆は紙です) 親○なる子供たちへ (○は愛です)
年老いた私が ある日今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい
あなたと話す時同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末をどうかさえぎらずにうなづいて欲しい
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は
いつも同じでも私の心を平和にしてくれた
悲しいことではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと
励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひと時に私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり様々な理由をつけて
いやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを
悲しいことではないんだ
後略
続きをお読みになりたい方はこちらへ
全歌詞をwebで公開して 友人に教えるという場所まで設定しているので著作権云々は大丈夫だと思いますが・・・
シンガーソングライターの方がポルトガル語の詩を訳して曲にしたものらしい。
年老いた親が自分の子供への手紙として伝えるという形態をとった詩だと思う。
私のお返事
「確かにホロっとさせられる所もあるし、一度読んで胸にせまったよ。だけど自分に置き換えれば、親にこんなこと言われなくちゃならないような淋しい思いをさせたくないと思うし、自分が年取っても 子供に対しては恩着せがましくこんなこと言いたくない気がする・・・ (言わなくてもわかってておくれよ ちゅうかさ 笑)
だけど、こんな当たり前のことを思い出させなきゃならないってのが今の日本の現状ってことなのかもね。毎度ひねくれた感想でスマン」
さらに Tのお返事
「確かに局ちゃんの言うとおりかも・・・ 母のこととダンナのことが重なってちょっと心が弱ってるのかも。 そうだよね 言われなくても当たり前なんだよね」
さらに私
「あなたはよくやってると思うよ~ 色々腹立つ事情も黙って抱え込んじゃってさ。 しかし あんな長い詩 老眼なのによく打てたね 」
「妹夫婦にはムカつくけど母がかわいそうだからさ。 あの詩? パソコンでうって転送したのに決まってるじゃん 」
Tは、妹夫婦が財産共々引き取って晩年を見るという約束で某地方の土地家屋を処分して妹さんのところに居たお母さんが 財産を全部使われて(義弟が事業につぎ込んで使っちゃったらしい)もう見られないよ と 放り出されたのを引き取ったばかりである。 信頼していた娘に裏切られた思いのお母様は老人性のウツにもなって 「もう~ ほっとけない状態~~!」二世帯住宅にはご主人の両親も(90くらい)いるし、そちらもいつ何があってもおかしくない状態だそうだ。それに無事に生還したからいいが、ご主人は初期のガンが発見されてオペしたばかりである(転移もなくてもう元気になったけど)
Tと私はだいたいモノに対する評価が似ている。「あれ いいよね~」って二人で盛り上がるのは もうちょっと乾いてて 諧謔味のある中でしみじみさせるって感じのモノなのよね。これはちょっと方向が違うような・・・ (こんなこと書くと また批判ばっかりですねって言われかねないが 笑)
そして昨日、着物の会のOG会の集まりが銀座であったのだけど、そこで話題にでるのが やはり親や姑たちの介護のことだった。私が一番若いという年齢の会だからより切実である。
なかでも 103歳(!)のお母さんがいる70歳の上品なおばさま。
介護施設(毎月30万くらいかかる)に入っているお母さんが肺炎をおこして食事が飲み込めなくなったのでイロウを作ったらしい。元々身体が丈夫だから、回復したらしいけど・・・
「私ね、冷たいと思われるかもしれないけど、私の顔見てもわからなくて ただ食事だけが楽しみだった感じの母が、今度また食事もできなくなって生かされてるわけでしょ。一日中寝てるだけだし。それで 今度イロウを作ったらまた何年生き延びるかわからない・・・ 正直いってこの状態がいつまで続くか考えるとおそろしいのよ。私だったら 娘の顔がわからなくて 自分でモノが食べられなくなったら死なせて欲しいと思うもの」
多かれ少なかれ そんな事情をかかえているおばさまたちもうなづいていらっしゃった。
「私達の親の代は年寄りを見るってことがこんなに大変な時代じゃなかったのよね。寿命も短かったからボケる前に亡くなることが多かったし、ごく自然な状態で消えていった感じで亡くなって行った感じがする」
「そうなのよ、今 自分たちの晩年のためにお金を貯めとかなきゃならないじゃない? 寝たきりになったときのために何千万って貯金しておかなきゃ安心できないってなんだかおかしいわよね~ お金ってもっと人生のうちで若くて色々できる時に使いたいじゃないの・・・」
ホントにこの国では老いることも死ぬことも難しくなっちゃったのね~ とつくづく思わされてしまった。
と 辛気臭い話はこのくらいにして、昨日のランチは当たりだった。
源☆兆庵(☆は吉です)って和菓子屋さんがあるけど、そこの銀座の店舗の上が甘味どころと懐石料理屋になっていた。
個室で軽い懐石が食べられて室料もとられず 銀座にしてはリーズナブルだった(夜はそれなりっぽい)
先附 イチジクゴマ味噌かけ 木の実
小吸物 焼きナスと戻し冬瓜 蓮餅 蟹 青柚子
京小箱 旬の物いろは
食事 ゴマだれ鯛茶漬け
水菓子
お出汁の味もよく 量もちょうどよく楽しめた(男性にはちょっと少ないかもね)
人生勉強?もできたし 有意義なランチタイム・・・
「局ちゃん この詩 友達が教えてくれた。ちょっと泣けた。どう思う?」
以下
手☆(☆は紙です) 親○なる子供たちへ (○は愛です)
年老いた私が ある日今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい
あなたと話す時同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末をどうかさえぎらずにうなづいて欲しい
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は
いつも同じでも私の心を平和にしてくれた
悲しいことではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと
励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひと時に私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり様々な理由をつけて
いやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを
悲しいことではないんだ
後略
続きをお読みになりたい方はこちらへ
全歌詞をwebで公開して 友人に教えるという場所まで設定しているので著作権云々は大丈夫だと思いますが・・・
シンガーソングライターの方がポルトガル語の詩を訳して曲にしたものらしい。
年老いた親が自分の子供への手紙として伝えるという形態をとった詩だと思う。
私のお返事
「確かにホロっとさせられる所もあるし、一度読んで胸にせまったよ。だけど自分に置き換えれば、親にこんなこと言われなくちゃならないような淋しい思いをさせたくないと思うし、自分が年取っても 子供に対しては恩着せがましくこんなこと言いたくない気がする・・・ (言わなくてもわかってておくれよ ちゅうかさ 笑)
だけど、こんな当たり前のことを思い出させなきゃならないってのが今の日本の現状ってことなのかもね。毎度ひねくれた感想でスマン」
さらに Tのお返事
「確かに局ちゃんの言うとおりかも・・・ 母のこととダンナのことが重なってちょっと心が弱ってるのかも。 そうだよね 言われなくても当たり前なんだよね」
さらに私
「あなたはよくやってると思うよ~ 色々腹立つ事情も黙って抱え込んじゃってさ。 しかし あんな長い詩 老眼なのによく打てたね 」
「妹夫婦にはムカつくけど母がかわいそうだからさ。 あの詩? パソコンでうって転送したのに決まってるじゃん 」
Tは、妹夫婦が財産共々引き取って晩年を見るという約束で某地方の土地家屋を処分して妹さんのところに居たお母さんが 財産を全部使われて(義弟が事業につぎ込んで使っちゃったらしい)もう見られないよ と 放り出されたのを引き取ったばかりである。 信頼していた娘に裏切られた思いのお母様は老人性のウツにもなって 「もう~ ほっとけない状態~~!」二世帯住宅にはご主人の両親も(90くらい)いるし、そちらもいつ何があってもおかしくない状態だそうだ。それに無事に生還したからいいが、ご主人は初期のガンが発見されてオペしたばかりである(転移もなくてもう元気になったけど)
Tと私はだいたいモノに対する評価が似ている。「あれ いいよね~」って二人で盛り上がるのは もうちょっと乾いてて 諧謔味のある中でしみじみさせるって感じのモノなのよね。これはちょっと方向が違うような・・・ (こんなこと書くと また批判ばっかりですねって言われかねないが 笑)
そして昨日、着物の会のOG会の集まりが銀座であったのだけど、そこで話題にでるのが やはり親や姑たちの介護のことだった。私が一番若いという年齢の会だからより切実である。
なかでも 103歳(!)のお母さんがいる70歳の上品なおばさま。
介護施設(毎月30万くらいかかる)に入っているお母さんが肺炎をおこして食事が飲み込めなくなったのでイロウを作ったらしい。元々身体が丈夫だから、回復したらしいけど・・・
「私ね、冷たいと思われるかもしれないけど、私の顔見てもわからなくて ただ食事だけが楽しみだった感じの母が、今度また食事もできなくなって生かされてるわけでしょ。一日中寝てるだけだし。それで 今度イロウを作ったらまた何年生き延びるかわからない・・・ 正直いってこの状態がいつまで続くか考えるとおそろしいのよ。私だったら 娘の顔がわからなくて 自分でモノが食べられなくなったら死なせて欲しいと思うもの」
多かれ少なかれ そんな事情をかかえているおばさまたちもうなづいていらっしゃった。
「私達の親の代は年寄りを見るってことがこんなに大変な時代じゃなかったのよね。寿命も短かったからボケる前に亡くなることが多かったし、ごく自然な状態で消えていった感じで亡くなって行った感じがする」
「そうなのよ、今 自分たちの晩年のためにお金を貯めとかなきゃならないじゃない? 寝たきりになったときのために何千万って貯金しておかなきゃ安心できないってなんだかおかしいわよね~ お金ってもっと人生のうちで若くて色々できる時に使いたいじゃないの・・・」
ホントにこの国では老いることも死ぬことも難しくなっちゃったのね~ とつくづく思わされてしまった。
と 辛気臭い話はこのくらいにして、昨日のランチは当たりだった。
源☆兆庵(☆は吉です)って和菓子屋さんがあるけど、そこの銀座の店舗の上が甘味どころと懐石料理屋になっていた。
個室で軽い懐石が食べられて室料もとられず 銀座にしてはリーズナブルだった(夜はそれなりっぽい)
先附 イチジクゴマ味噌かけ 木の実
小吸物 焼きナスと戻し冬瓜 蓮餅 蟹 青柚子
京小箱 旬の物いろは
食事 ゴマだれ鯛茶漬け
水菓子
お出汁の味もよく 量もちょうどよく楽しめた(男性にはちょっと少ないかもね)
人生勉強?もできたし 有意義なランチタイム・・・