局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

春のめざめ & めざめそうなオット

2009-06-30 08:36:13 | 見る(映画 劇場 美術館など)
日曜のこと 夫婦でミュージカルに行った。

劇団 四季 「春のめざめ」



四季はわたしも久しぶり(娘が高校時代に一緒にいった オペラ座の怪人以来だ)
こちらの劇場(自由劇場)も初めてだった。



こぢんまりして感じのいい劇場だったが座席の傾斜がゆるく、斜め前に異様に座高の高い男性が座ったのが残念だった。隣の女性より頭半分高かった。仕方ないことだが、もう少しオノレの胴長を自覚していただき身体を後傾させるとか後ろに配慮しておくれよ~ 思わず恨みの視線を送ってしまったではござりませんか。

ストーリーその他、興味のある方は こちらでお読みくだされ。

今回のキャストは 

18世紀のドイツを舞台に書かれた脚本をブロードウェイミュージカル→四季と演出されたもの。
一言で言ってしまえば若者の自由が抑圧されて、性の知識もあいまいだったことから起きた悲劇。

チケットとパンフレットが送られてきた時から 今まで見た四季の作品と感じが違って 「へー こんなのやるんだ」と思って、同行がオットということもあり、もっと明るく単純に楽しめるものの方が良かったのではないだろうか との懸念も生じていたのでしたが。

結論から言えば 予想以上に楽しめた舞台だった。
みなさん 歌が上手 そりゃプロなんだから当たり前だけど 色々見てると あちゃーって舞台もありました。やっぱ歌が聞けるとそれだけで引きつけられるのね~
(17、8歳設定のはずの役にしちゃ少々老けすぎてるだろ) と 最初に思ったゲオルク役の 白瀬さん。歌声に惚れた。身体が共鳴板になっているに違いない。

主人公メルヒオール役の柿沢さん アイドル風の見かけながら実力ありそうだし 相手役のペンドラの谷口さんはちょっと地味かな~?と思ったが少女らしい繊細さが出ていた気がした。
あと イルゼ役の金平さんがすんごくよかった。歌も存在感も。

まあ、ストーリーは決して夫婦で見るには適するものじゃなかったのですけどね。
親と教師の無理解からくる子供の自殺あり、父親の性的暴力を受け続ける少女たち、何も知らずに初体験で妊娠しちゃって闇の中絶によって死んでしまうペンドラ・・・
なんとなく落ち着かないストーリーではあったが、出演者たちの年齢設定が若いってことが救いになるのかもしれない。これから再生でき再出発できるってことが・・・

劇中 主人公2人が結ばれる場面で 柿沢くんがお尻、谷口嬢が上半身をペロリんだったのにはびっくりした。愛用の望遠鏡でしっかり観察してしまったワタシ。
劇中での下半身露出を見たのは レ・パラダン以来である。 まさか四季で見る事になるとは・・・
「ね、ね。ホントに乳☆が見えてるよ、見る?」とオットにささやいてイヤ~な顔をされた。
「お前は声が通るんだから気をつけろ。今更俺が☆首見て喜ぶわけないだろ」 ですと。 ハハハ 確かに・・・

幕間で 近くの席に知り合いを発見した。
舞台友N(このチケットも彼女の斡旋)の友達のジェンヌママである。
お嬢さんが某組の男役。彼女もとてもセンスのよい美人。しかもキャリアウーマン。この日はお一人様で観劇していらした。
オットを紹介すると、知的で話もおもしろい彼女、ごく自然に三人で話が弾んでしまった。
この舞台、宝塚でやってもおもしろいかもね~ とか お嬢さんの次回の役のことなど話していたら
「ボクも今度宝塚も見てみようかな」とオットが言い出した。
「あら うれしいです。ぜひほにゃらら組の時にいらしてくださいね」とすかさずにっこりする彼女。

終わった後、舞台については「おもしろかったね」とオットも言っていたから良かったが
「あの人 キレイだったな~。 娘さんもキレイなんだろうな~」
「うん キレイだよ(オトコ役だけど)」
「今度 俺も一度見てみるかな、宝塚 」だと。


別に良いですけどね、、、 オットが宝塚に興味を持つとは夢にも思わなかった。
チケット代が二倍になるのはかなり痛手だけど 
コメント (6)
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