一昨日のこと。
着物の会の同期会(年4回集まっておいしい物を食べて、何かおもしろそうな展示会なぞ見る)があった。
今回は食事はワタシが仕切り。
2月なのでさぞ寒いだろうと思って 何度か行った薬膳の鍋料理のランチを予約
銀座 天香O味(Oは回です)
色々な漢方系の香辛料や食材が入った二種類のたれの入った鍋の中で野菜を中心とした具を煮ていただく。
とてもとても温まるのでこの季節にバッチリ・・・ と思いきや、この日は20℃近くまで温度が上がった春のような日であった。
まあ、それでもおいしいかったからいいや。
前より辛味が増したような気がする。「まあ美味しいわね」とみなさんおっしゃってくださったが、水をカブ飲みしたり、咳き込んでる方も何人か・・・
ご同行のオバたちもワタクシも着物率が高かったそのワケはですね。
* * *
この後 こちらに行ってきたからです。三井家のおひなさま展
着物で来館すると 入場料が 1000円→700円になる
しかも着物の人だけ喫茶室の割引券とミュージアムショップでお買い上げ後にくじ引きができます。
美術館のある三井本館 エレベーターなんぞこんな風にレトロ感を醸し出してありなかなかステキなところだった。 ランチなどに使えそうなお店もいくつか発見。
三井家の夫人たちのひな人形 ひな道具、茶道具などが展示されていた。
保存状態もよくて、
おそらく当時の美しさをそのまま伝えているのではないだろうか?
お顔の細部の繊細な造り、人の衣装そのままに染めたり刺繍したりして仕上げてある豪華な衣装など、当時の職人の粋を集めたという感じのお雛様たち。
さすがは三井家に伝わるものだと思った。
圧巻はそのお道具類。
この棚なんて漆塗りの螺鈿細工 ホントに細かい見事な細工である。
貝おけにはワタシのツメの先くらいの貝殻が入っていて、ちゃんと絵まで描いてある。
同じく超ミニチュア百人一首
楽器類も・・・ 小指の長さくらいの箏にはちゃんと13弦が張ってあり琴柱も立てられている。ツメまで三つ箱に入っている。
なんと言う職人技・・・
こういったお雛様や雛道具を慈しみながら毎年時間をかけて飾った一族がいた。
何度か戦火をくぐりぬけて来たはずだろうけど、こうやって目の当たりにできるのは嬉しいと思う。
オットはと 「古い人形って不気味じゃないか?」と言う。
彼は年に何度か酒田に仕事に行くことがあり、有名な本間家のお雛様を案内されて見たことがあるらしい。その時に古い雛人形がとても気味が悪かったらしい。
確かにそういう点はある。古い物って魂が宿るような気がするけど、人形って言うのは人の形をなぞらえているから余計、時を経たものは 見てきた時代、それを愛した人の記憶がどこかに秘められている妖しい感じを覚えるときがある。
だから余計 その不気味さと怖さを含めて惹かれてしまうのだけど・・・
ホントに微笑ましい子供の遊ぶ姿を写した愛らしい人形たちもあった
子とろ 子とろをしている人形たち
どこかユーモラスな五人囃たち
誰かに似ていると思っていたが、女子フィギュアで8位入賞した鈴木O子ちゃんじゃありませんか
とても堪能できた 美術展だった。 4月4日までだそうです。お薦めです。
* * *
この日の着物は今お気に入りの黄八丈。春めいた日だったのでちょうど良かった。
道中着は大島なんだけど これは母方の祖母のもの。この前実家に行って掘り出してきたものです。ちょっと裄と袖丈も短いけど、遊び着だったらこれで良しとしましょう。
元は着物だったのを縫い直したらしいので、多分60年はたっていると思う。
洗い張りも何度かしてあるらしく、大島っぽい張りはあまりないんだけど、その分身体に馴染んでとても着やすい。
意外にある着物の合理性、絹の耐久性。
こうやって袖を通して喚起される祖母の記憶。
着物ってすごいもんだな~と改めて感動した。
この日の銀座は春節の関係か中国人らしき人がとても多かった。
松坂屋もチャイニーズ歓迎体制
お土産にねんりん屋のバームクーヘンを買って帰ろうと並んでいたら、中国の観光客に囲まれて写真を撮られてしまった。
ワタシは着物を着ると中国人受けするらしい
着物の会の同期会(年4回集まっておいしい物を食べて、何かおもしろそうな展示会なぞ見る)があった。
今回は食事はワタシが仕切り。
2月なのでさぞ寒いだろうと思って 何度か行った薬膳の鍋料理のランチを予約
銀座 天香O味(Oは回です)
色々な漢方系の香辛料や食材が入った二種類のたれの入った鍋の中で野菜を中心とした具を煮ていただく。
とてもとても温まるのでこの季節にバッチリ・・・ と思いきや、この日は20℃近くまで温度が上がった春のような日であった。
まあ、それでもおいしいかったからいいや。
前より辛味が増したような気がする。「まあ美味しいわね」とみなさんおっしゃってくださったが、水をカブ飲みしたり、咳き込んでる方も何人か・・・
ご同行のオバたちもワタクシも着物率が高かったそのワケはですね。
* * *
この後 こちらに行ってきたからです。三井家のおひなさま展
着物で来館すると 入場料が 1000円→700円になる
しかも着物の人だけ喫茶室の割引券とミュージアムショップでお買い上げ後にくじ引きができます。
美術館のある三井本館 エレベーターなんぞこんな風にレトロ感を醸し出してありなかなかステキなところだった。 ランチなどに使えそうなお店もいくつか発見。
三井家の夫人たちのひな人形 ひな道具、茶道具などが展示されていた。
保存状態もよくて、
おそらく当時の美しさをそのまま伝えているのではないだろうか?
お顔の細部の繊細な造り、人の衣装そのままに染めたり刺繍したりして仕上げてある豪華な衣装など、当時の職人の粋を集めたという感じのお雛様たち。
さすがは三井家に伝わるものだと思った。
圧巻はそのお道具類。
この棚なんて漆塗りの螺鈿細工 ホントに細かい見事な細工である。
貝おけにはワタシのツメの先くらいの貝殻が入っていて、ちゃんと絵まで描いてある。
同じく超ミニチュア百人一首
楽器類も・・・ 小指の長さくらいの箏にはちゃんと13弦が張ってあり琴柱も立てられている。ツメまで三つ箱に入っている。
なんと言う職人技・・・
こういったお雛様や雛道具を慈しみながら毎年時間をかけて飾った一族がいた。
何度か戦火をくぐりぬけて来たはずだろうけど、こうやって目の当たりにできるのは嬉しいと思う。
オットはと 「古い人形って不気味じゃないか?」と言う。
彼は年に何度か酒田に仕事に行くことがあり、有名な本間家のお雛様を案内されて見たことがあるらしい。その時に古い雛人形がとても気味が悪かったらしい。
確かにそういう点はある。古い物って魂が宿るような気がするけど、人形って言うのは人の形をなぞらえているから余計、時を経たものは 見てきた時代、それを愛した人の記憶がどこかに秘められている妖しい感じを覚えるときがある。
だから余計 その不気味さと怖さを含めて惹かれてしまうのだけど・・・
ホントに微笑ましい子供の遊ぶ姿を写した愛らしい人形たちもあった
子とろ 子とろをしている人形たち
どこかユーモラスな五人囃たち
誰かに似ていると思っていたが、女子フィギュアで8位入賞した鈴木O子ちゃんじゃありませんか
とても堪能できた 美術展だった。 4月4日までだそうです。お薦めです。
* * *
この日の着物は今お気に入りの黄八丈。春めいた日だったのでちょうど良かった。
道中着は大島なんだけど これは母方の祖母のもの。この前実家に行って掘り出してきたものです。ちょっと裄と袖丈も短いけど、遊び着だったらこれで良しとしましょう。
元は着物だったのを縫い直したらしいので、多分60年はたっていると思う。
洗い張りも何度かしてあるらしく、大島っぽい張りはあまりないんだけど、その分身体に馴染んでとても着やすい。
意外にある着物の合理性、絹の耐久性。
こうやって袖を通して喚起される祖母の記憶。
着物ってすごいもんだな~と改めて感動した。
この日の銀座は春節の関係か中国人らしき人がとても多かった。
松坂屋もチャイニーズ歓迎体制
お土産にねんりん屋のバームクーヘンを買って帰ろうと並んでいたら、中国の観光客に囲まれて写真を撮られてしまった。
ワタシは着物を着ると中国人受けするらしい