「手つかずと食べ残し、違う」船場吉兆の湯木社長(朝日新聞) - goo ニュース
手付かずで下げられてきた料理と、食べ残しの料理は、確かにニュアンスがまったく違います。家庭なら、手付かずで下げられてきた料理はリメイクされるのは当たり前です。しかし、外食では、手付かずで下げられてきた料理にも、お客様がお金を払ってくださっているのですから、処分すべき。お客様にお持ち帰りに、おつつみするかお尋ねするなり、中のスタッフで残された理由を知るために、味見するなり、方法があると思います。
今回、もったいない!のは、食材料の値段ではなく、自分たちが損なった信用の値段です。積み上げるのは何年とかかる信用を、損なうのは、一瞬だと、この人達は何故気づかなかったのか?
危機管理能力があるなら、でてきて詫びるべきなのは、料理長ではなく、先代社長でしょう。そして、今は新しい体制に引き継いでいますので、ご安心ください、先のお客様にお詫び申し上げますと言うべきでした。
あまりにも、お客様によって生かされているという気持ちを、忘れた振る舞いであるなと、感じました。先代の湯木貞一さんが書かれた日本料理の本の中の、「もてなしの心」という文を、よくよく、読み返して欲しいと思いました。