
2011年3月11日から、7年目を迎えました。あの日に始まった哀しみに、歩き続けたご苦労に、深く頭を垂れる者です。
新しい街が作られる地域、時をやっと動かし始められる地域、10年先が見えない場所。その格差の拡がりに、言い様のない虚しさを感じます。
ですが、きっと、先に始められた街があれば、追っていく道は繋がっていくものと、切実に願います。
七年です。生まれた子供が小学校に進むまでの時間です。
避難先に、新しい生活が生まれるのに、十分な時間でもあるはずです。
帰還困難者、避難者と分類するだけではない、何か、前向きにとらえて、支援する形は、取れないでしょうか?
どこに暮らしがあろうとも、それぞれが心の中に思う場所が、魂の帰る場所だと思います。
罪悪感や疎外感にさいなまれずに、暮らしていける、周囲との捉え方が工夫できたらいいなと、願います。
私たちが、おぼえています。それがせめてもの応援です。
どうぞ、少しでもお健やかに暮らしてくださいますように。
過労死予備群 謹書 2018/03/11に