宮崎の特徴的な食の形として、『せせり鍋』があると、初めて聞きました。
東では、せせり自体の食体験は乏しく、西や九州を訪れた際に、焼き鳥でいただいて、私はファンになりました。くっきりした弾力性の、印象的な食感。噛むごとに味わい深い旨味。せせりの炙りは、大好きな逸品と、私は思っています。
鳥の首の後ろの肉を、丁寧に掻き取る=せせる、から来ている、最初に教わったのは、20年ほど通った焼き鳥店の『にしはら』の大将からでした。大将は鹿児島の方でした(微笑)。このお店で私は、せせりの美味しさをしりました(微笑)。
そんな経緯を踏まえて(笑、なんて大袈裟な!)、今回、宮崎のせせり、塩だれ鍋つゆ、合わせポン酢のセットで取り寄せ購入し、ワクワクと準備したのです。
鍋でせせり、の初体験です!(ニッコリ)
○宮崎地鶏のせせり
○岐阜地鶏の砂肝
食感の対比を考えて、せせりと砂肝にしました。
白菜、長葱、霜降り平茸、椎茸、焼き豆腐などを用意。すりおろし生姜、一味唐辛子などは好みに。
付属の合わせポン酢の他に、赤鳥の卵も用意しました。こだわりの鶏まみれです(笑)
塩だれ鍋つゆは、塩味がくっきりしていたので、だいぶ希釈しました。
火が通ると、浮き上がり、しっかり熱を通しました。
そのまま齧ると、弾力性のあとに、クニュっと潰れるコラーゲン質、旨味が吹き出します。わっ、これは面白い!
付属の合わせポン酢にディップ。甘醤油を使ったかのような、コクの深いポン酢は、このせせりとのあいしょうが、際立ちました。あぁ、よく考えられた、お取り寄せセットです(ニッコリ)。
砂肝を薄切りした品は、シャリっとした食感で、せせりのむっちりした食感との対比が楽しく、大満足しました(笑)。
せせりは、かなりアクが上がりました。
丁寧に養生した鍋つゆを濾して、玄米ご飯でふつふつ。卵を溶き入れて、〆ごはんに、しました。
うまうまな、初!せせり鍋体験でした。冬の楽しみが、また一つ、増えました(ニッコリ)。