続きの五つを書いていきます。
■海の恵み
海老のつや焼き、蒸し鮑、蛤雲丹。紅、黒、金が並ぶ、日本の美しい色(ニッコリ)。
蛤雲丹は、蛤の殻に塩雲丹を盛り、登志子さんにいただいた柚子の砂糖漬けをプラス。金を重ねる幸せです(ニッコリ)。
■山の恵み
鴨の含め煮からの炙り、八幡巻き、紅蓮玉子
■里の祈り
これは大晦日の早朝に一気に(笑)。初日は吹き寄せに、二日目に会わせます。
上手左寄りから、
手綱こんにゃく、たたき牛蒡(金胡麻衣)、千両酢蓮、筍おかか、海老芋に梅人参、高野豆腐含め煮に絹さや、花百合根、大黒しめじ、椎茸含ませ煮、です。
ヒトの暮らしの正しさを祈ります。鰹節、昆布、干し椎茸から出汁をひき、あわせた古の知恵に、私も従います。どのお料理より、気遣いする一皿です(笑)。
■梅花の春
千枚漬、紅鮭、穎割れで、花びら餅風に。
トリュフのチーズに、生雲丹
菜花に、からすみ
冬の冷たさに負けずに開く、梅が、私の大好きな花です。故に梅の器も、たくさん集まってきます(笑)。
金蒔絵の紅梅型に、花びら餅風を。紅白の梅に、酒菓二品を。
■年始の壽
栗の渋皮煮、子持ち昆布、紅白蒲鉾、伊達巻、黒豆
会津塗りの野草百花に、日本のお正月を盛りました。
今年の八つの盛り込みは、日本の天然の美しさに添うことを願いました(ニッコリ)。
最後の記事で、雑煮椀のふた、とります(笑)。お付き合いください。
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