ああ、さすが!食器の街、燕三条!と思いました。
伝統の技を発揮した、錫の仕事。ステンレスの品々。新しい薄層塗布の仕事も。
広いフロアに、沢山の美しい品が溢れていました。
その一角に、ちゃんと纏めてありました(ニッコリ)。
手元が難しい方のためのカトラリーのコーナーです。
高齢であるとか、障害が残るとか。握りにくい、ずっと保ち続けられない方に、使いやすい工夫がされた道具たち、です。
様々な色や、太さがあり、気に入りの道具を探せるように。
下段には、熱可塑性樹脂を使って、掌の形に合わせて、握らなくても使える、一点物を作れる素材もありました。やるな!
ご自分のペースで。
ご自分の食べたい順で。
食は命をつなぐ物だけでなく、
生きる喜びであると、思います。
それが、嫌にならずに使える、適切な道具があれば!
続けられるのは、
ご本人だけでなく、周囲の方の、苦痛を除いてくれるのだから。
道具があれば!
生きることが楽しくなる。
これこそが、技術のもたらす誇りであると、私は改めて、考えました(微笑)。
我が家のために。
長年さがしてきた、品のあるソースポットとレードルに出会えました。
勢いで、美しいステンレス仕事の、カレー皿と専用スプーンも、求めました。
これぞ、手仕事の極み!と思った、箸置きも、連れてきました(笑)。
合羽橋にいくのが辛い今、久々の爆発の器病でした(笑)。
そして、仕事の目で見れば。
やはり、この街の技術と、品揃えの拡張に、胸打たれます。
ステンレスの薄層被覆や加工術は、薬剤洗浄にも乾熱滅菌にも負けません。経年劣化は心配いらない。
この品々が、世界中で、感染症と闘う者を助けてくれているのです。感謝!
■燕三条地場産業振興センター 物産館、道の駅でもある、新潟県
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