★20度近くの温度差を乗り越えて、戻りました。もう少し、旅記録にお付き合いください★
一年ぶりに大好きなレストラン La Capannina に出向きました。皆に逢える!と、ワクワクとドアを開けたのに。
先頭にたつ、オーナーのTINOの姿がありませんでした。息子のアランから、7月に転んだことからの顛末をききました。とにかく今は、元気にリハビリしているという、彼を応援するのみと、分かりました。
それから、皆と再会を喜びあって、席につきました。毅然とした、いつものもてなしをしようとするスタッフをみれば、私もシャッキリせずにはいられません。大人は、そうするものです(微笑)。
▪️ラングステン(手長海老)のレモンバターソース
今日のおすすめに、生のラングステンが積まれていたので、楽しみに注文を。
半身に割り、こんがり焼き、大人ほろ苦いレモンソースをかけると。大人で良かった!と思う美味しさです。
▪️オマールのリングイネ
同伴者は、この店のパスタが好きです。オマールの香り、こっくりしたソースの旨みは、確かに美味です(笑)。
最初、私はメインに鶉のローストを注文しました。が、給仕頭のスタッフがキッチンに確認して、笑顔で戻ってきました。私が毎年、好きでオーダーするグラウズが一羽、用意できると!
今年は気候不順か、グラウズをメニューに載せれてなかった、とのこと。それを焼いてくれました。
さばく前の、美しい焼き上がり!
骨を除いて、切り分けて、美しい一皿に仕上げてくれます。手仕事の繊細さ!
見ていると、幸せな気持ちになります。料理をサーブするのは、世界中にある幸せの形、一番簡単な幸せなんじゃないかと、思います。
この島では、沢山の種類の調理野菜と共に供されることが、ほとんどです。
今年はじめて、好みを聞かれました(笑)。ジャージィポテト(小粒の新じゃが)、さや豆のグラッセ、お初のブロッコリーを選びました。
同伴者はお魚グリルを選んでいました。
。。。主人が不在の店は、どこかが回らない時が見えてしまうのです。
私に出してくれるワインは、ずっとTINOが差配してくれていました。そのリストを追って、すすめてくるのでしょう? 少しづつ遅れていくのに、気づいたりします(寂)。
おぅ! 初めて見つけました。このアラザンのような粒は、散弾です。グラウズは狩で得られるから。貰った命は、私が活かしていきます。
同伴者はカラメルを。
私はティラミスとストロベリーを。
小菓子を見ながら。いま店頭にいないけれど、この店をやはり、動かしている気骨の、主人のことを思います。
元気になって!また会えるから、と思いつつ。90になるであろう人の意味も又、考えたりします。それでも、私は再会を信じているのでした。それだけ、このレストランは、私にとって、大切な心の拠り所なのです(ニッコリ)。
▪️La Capannina restaurant, Jersey