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昼時となりました。宮沢賢治記念館に行く前に、昼食を!
記念館近くにあるレストラン『山猫軒』へ。こちらは、賢治の童話にある『注文の多い料理店』をオマージュした、手軽なレストランです。
雪の中にある建物は、かなりにリアリティがあり、ゾクゾクしました(笑)。
お店の正面入り口から。猫の看板が、お客様を店内に誘います(笑)。
『どなたも どうかお入りください。』
お話でも、二人の紳士は、これを見て、中に入っていくのです。(微笑)
心覚えのある言葉を喜びながら、レストランの中へ。
そちらは、わりに普通の(笑)スキー場のレストラン仕立て。あちこちの壁に、賢治の言葉があり、待ち時間を楽しく過ごせます。
メニューの図案にホロリ。
▪️イーハトーブ定食
ご飯、すいとん、白金豚の角煮(牛蒡、こんにゃく)、天麩羅3種(海老、南瓜、茄子)、じゅんさい、ふきの煮物、香の物、果物の小皿
岩手の名物料理としては、白金豚、すいとん(ひっつみ入り、小麦文化!)。賢治を偲ぶなら、じゅんさいです。
▪️白金豚のカツレツ定食
岩手県花巻市の銘柄豚、白金豚の由来は、賢治の物語から。『ブラン豚農学校の豚』から引いています。
花巻には、賢治を愛する人が、たくさん居てくださる。あちこちで気づいて、うるうるするワタクシでした(ニッコリ)。
▪️でくのぼう(お餅のセット)
餅、あずき餡子、胡麻砂糖、なます、金婚漬け、お茶付き。
デザートと呼ぶには重すぎる(笑)、柔らかいのし餅のセットです。されど、賢治の雨にも負けずに、ある、大事な言葉、でくのぼうならば? ね!
頼みたかったのは、みごで餅を切る、を試したかったこともありました。
稲穂の芯を『みご』と呼び、それで、餅を引き切るというのです!本当に?(笑)
教わった通り、餅を挟み、きゅっと引きます。プチっ……切れました(笑)。
お餅が少し乾いて、固まっていたようです。
お箸でちぎっていきました。成せばなる?(笑)
何でもなく、慎ましく、懐かしい気持ちになる、一皿。世嬉の一で食した、果報餅のような祝い膳とは違う有様が、賢治に近く感じたのかもしれません。
賢治を敬愛するからこそ、あちこちを探して、嬉しくなる、ファン向けの昼食でした。
▪️山猫軒本店にて、岩手県花巻市矢沢
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