9月11日が巡りきました。帰宅途中の愛車のラジオに流れた、驚愕のニュース。あれから20年、経つのです。
あれから、世界は混沌さを増してしまい、安全とは何なのか?と悩むことが増えました。
私は、自分の心の中の平和の砦を、一層強くしなくては、と思いました。正しく社会に関心を持ち続け、自分の周りの不正についても、ちゃんと見て、良くしていこうと。
無関心は、不正に加担することになるのです。改善できる力がなくとも、今の出来事は違うと思うと、誰かに伝えていくことはできます。
そうして、暴力や戦争ではなく、言葉で解決できることを増やしていきたいと、願っています。
■台湾から届いたエッグ・タルトを焼いて。ピオーネ、セカンド・フレッシュ・ティと。1970年台のミルク・グラスに盛る
(私の母は、よく私に言いました。『難しいことばかり言わずに、お茶しましょう。そしたら、いい知恵も浮かぶから。元気がでれば、別の見方も浮かぶから。』と。微笑)
貴方は豊かな国、自由な国からきた女性だから、アジア人でも、差別されないでしょ?と、国際会議の場で言われたことがあります。(苦笑)
いいえ、日本にはガラスの天井があって〜〜、なんて説明は無意味でした。
そう。。。
女子であるだけで、奴隷にされる国もある。男子に生まれただけで、5歳で銃をとり人殺しにならねばならぬ国もある。
兵役につかねば、公職につけない国もある。大学にいく奨学金を得るために、命懸けの最前線に16の子が放り込まれる国もある。
SNSに『真実』を書いただけで、投獄されたり、二度と帰ってこない国がある。
これらは全て、私が知る、体験してきた真実です。世界は不条理に満ちています。
だけど!
世界を変えなくちゃいけないと思っても、暴力で踏み躙ってはいけない! 言葉で、想いを尽くして、分かち合って、世界を変えていかなくてはならないと信じています。
20年目のあの日。彼処で逝った朋は、どんなに生きていたかったろうと思うのです。だから、暴力ではなく、言葉を光に変えて、解り合う努力を重ねていかねばならないと、私は願います。
20210911 過労死予備群 謹書