トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

セミません!と言うしかない。

2010-08-12 | 感じるままの回り道

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 巣箱を片付けようと脚立を立てて手を伸ばした時だ。杉の幹の裏側で羽音がした。ビックリして覗き込んでみるとアブラセミがあられもない格好で固まっている。一瞬、状況の理解に窮したが、直ぐにその理由を見つけた。

 産卵中のセミのところへ小生が突然お出ましした、ということでセミは大慌てで産卵管を差し込んだままひっくり返ったのだ。ショックで失神したのか絶命したのかピクリとも動かない。お陰で産卵管と幹の様子をつぶさに眺めることが出来た。これも千載一隅の場面だ。

 撮影して頭部を幹に戻してやっても何の反応もなし。産卵管を外すのも間違っているように思えたからそのままだ。針葉樹の幹、と言うより樹皮内に産卵するとは知らなかった。孵化して地中に潜る生態だから落葉樹でなくてもいいのだろう。


*セミナール

2010-08-12 | 性向有毒の翁なれば

Photo  セミ歌うつくづく奉仕つぐ奉仕

  シャーシャーと永田のシッコセミコロン

  爺々と今日も煩き里の山

  みんみんと言うも民ではあらざりき