棚田に行ったついでに「手乗りトンボ」に挑戦してみた。「挑戦」なんて言えば格好良すぎるが、何のことは無い暑くて作業を嫌っただけなのだ。
竹竿の先端に止まるオオシオカラトンボに指を近づけるも、脚に触れた段階で飛び立ってしまうことの繰り返しだった。一計を案じて、竹を握って人差し指を立ててみたが接近もしなくなった。
その間、帽子や肩に「ブブッ」と言う音と共に止まってくるので、その微妙な判断基準が理解できなかった。眼の高さに指を置いたからいけなかったのか、「自由の女神」か「誕生仏」のようにすればよかったのか、後者が正解の様な気もするが再挑戦するかどうかはわからない。なにしろ撮影できないから。
でも「ピカピカメガネ」と歌われたトンボの複眼は、オオシオカラトンボは真っ黒、ショウジョウトンボは真っ赤、オニヤンマはエメラルドグリーンだ。件のトンボは一体「何トンボ」だろうか。考えると今夜も眠れない…。熱帯夜で・・・・・。