トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*合掌…

2010-08-16 | 合混で闘作すれば

 生まれて地獄 死するも地獄

   笑顔の虹に 雪女 ハア コリャコリャ                死匠

 鬼の親でも 眼の奥見れば

   哀れ悲しき 児の時代 ハア コリャコリャ              弥生姐さん

 われ喰わせ子を生す虫の野にあれど死宮に閉じる快楽の人は  鬼子母神

 街行かばヤク漬く屍 部屋行かばゴミ蒸す屍       

   大責めの変とて知らめ 省みて恥                    葬断所

 奈落あり無間地獄と寂しさの果てなむ国そ今日も旅行く      僕衰

 熱き汗ならぬ涙でゴミと消え                       トロル

 幼くて阿鼻叫喚を知り得たり                      虹童子


ベッコウバチの狩り

2010-08-16 | 感じるままの回り道

Photo_2  刈り払って枯葉に変わり始めたイタドリの原に動くものがあった。近づくと、それは蜂が蜘蛛を運んでいるところだった。

 自分の体格より大きい蜘蛛を、結構なスピードで運んでいく。写真を撮ろうにもケータイのフォーカスが追いつかないから、一計を案じて一旦引き離して、再び食いつくところを撮る事ができた。

 原から車道に上り、更に車道を10mほど移動し、擁壁をよじ登り藪の中に消えた。発見した地点からでも15mは引いている。図鑑で調べると「オオクロモンベッコウバチ」らしい。主に蜘蛛を狩って地中の巣に運ぶと言う。

 蜘蛛の名前は不明だが、この時期にはポピュラーな蜘蛛だった。この暑い野に、子の為に精を出す親もいれば、暑いところに置き去りにする親もいる。快楽に狩られてしまった親だが、なんともやるせない。仔細を知れば、かの親も「不遇な子ども時代」だった。哀れである。

 食物連鎖は子々孫々の再生産と直結していくが、一方では負の連鎖と負の再生産もまた、滞ることが無い。「メビウスの輪」のようだ。


困った、クマッた!

2010-08-16 | 感じるままの回り道

Photo  Photo_2  Photo_3

 「刈り払いエリアも今日で一巡して盆休み! 」と思って車をスタートさせたら異音がしてハンドルに異常を感じた。道路に乗り出したまま停車させて前輪をみたら、左がペッシャンコである。そのままタイヤ交換という訳にもいかず、車をバックさせてタイヤ交換する羽目になった。

 荷室の道具類を全部出して、床下の補助タイヤとジャッキを取り出す。これだけで汗まみれだ。補助タイヤの前輪装着は推奨されてなかったから、後輪タイヤを前輪に取り付け、補助タイヤを後輪に装着する。これだけでは終わらなくて、エンジンルーム内のヒューズを差し替えて4WDからFWDに切り替えておかなければならなかった。このままフイールドに入るわけにもいかず山行きは中止だ。

 そのままサービス工場に運んだ。パンク修理とタイヤローテーションが済む間、ベンチで涼んでいたらクマゼミが落ちてきた。もう飛び上がる活力もないようで「フールドに行く元気もない」小生みたいだ。写真を撮って時間を潰していたが、これからは地上のセミを多くみなければならない時期に入った。

 そういえば、桜の病葉の落葉が盛んになっている。残暑は厳しいが季節の移りは顕わだ。深夜にはカネタタキの初音を聞く。夜は過ごし易くなった。