トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

家はカラ

2010-08-24 | 小父のお隣さん

Photo_3  巣箱を取り外した。今年もヤマガラが雛をかえした。シジュウガラの個体数が多いのだが、ヤマガラのほうが巣箱をよく利用する。

 大半が苔類、葦か茅の葉の断片、ヒノキの樹皮、鉄筋の心算か松葉も混入していた。何処で見つけてきたのか綿のマットが巣の表面にあった。

 重さは無いにしても、大きさは手のひら大だ。織り込んで形成された大きさで無いから、どうして運び込んだのか巣作りの苦労というか努力が忍ばれる空き巣だった。


*我が世は夏

2010-08-24 | 小父のお隣さん

 ミンミンと暑き昼間も処暑なればやがて哀しきヒグラシの声

 シャーシャーと時雨る盛夏もカナカナと聞けば哀しき日暮れ寂しき

 生きよ森残暑厳しき今日の日も平家のごとくセミは望月

 ひとけなき谷に満ちたり蒸す熱に負けじ森よりセミ時雨ふる


*健児今昔

2010-08-24 | 感じるままの回り道

 いくさ場へ生還ならぬ犠打で出で

 石の弾投げる健児に水もなし

 地獄世の健児盾ゆえ窟の露

 連覇して運ぶ健児の幸ひとつ

 うつせみの健児連覇で島に幸

 児が運ぶ忘れた笑顔島ひとつ