トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**故里考 1

2012-01-06 | 今はうたかた

 開田で畑も沼も消え去れば豊かな里もまた遠く消ゆ

 この秋も兄の作りしこしひかり白飯のみで食べる一膳

 田に立てば小川も消えてパイプ立つ鴨も寄らずばただ雪の原

 家数は増して空き地も消えたれど通りに児無く声も聞こえず


金糸瓜

2012-01-06 | 何よりの楽しみ

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 昨年、兄が送ってくれた金糸瓜を調理した。お正月と言うこともあって「なます」で頂戴することにする。小生は郷里にいた頃から馴染みのある野菜だが、子ども達は始めて見て食する食材になる。ましてやノルウェーからの客人にとっては、目を白黒させるに十分だった。

 既に大根と人参の「なます」は食べているから、「金糸瓜の三杯酢」も食べるだろうと、いささか押し付けがましく迷惑な接待だったかもしれない。小生にとっては「郷里の味」そのものだけれど、小生以外は特段の感慨も湧かないのであるからなあ・・・。

 まあ、正月だから「金糸瓜」の名前と輝きに便乗した一品である。

             金糸瓜食べて昔へ半世紀

             六十路いまだ明けても反省期