トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

水辺全滅警報

2014-10-08 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Photo_2  18号一過、水見回りで泥水地と先日送水を復旧させた吐出口を確認に行く。泥水地は既にアップの通りであるが、吐水口からは茶色い水が垂れているだけだった。先日の豪雨の時と同じく、土砂で取水路が埋まったと判断し、本日は早めの御出勤で道具を担いで現地に出向いた。

 もう「開けてびっくり玉手箱」である。取水路、取水升の間、左右三カ所で崩落しているではないか。

 写真左側中央程に取水升があり、河床に「くの字」に見えるのが取水路の擁壁である。右半分、河床と笹薮の間に埋もれているのが導水管で、押し出され河床の上に浮き上がっている。右側上流部の誘水路も土砂崩れで崩壊した。

 これではスコップと鍬で復旧出来る状態では無く、県の担当部署に報告とお願いをし小生の出番は無くなった。当然、速やかな復旧は見込めないから、この冬は水が無い水辺で終わりそうだ。残念なのは繁殖まで回復したドジョウが失われる事、トンボ類の被害は量りきれない。拡幅しておいた絞り水頼りの沈泥池は緊急避難用に利用できるが、捕獲できるかどうかが怪しい…。


匠への道「柱を立てる」

2014-10-08 | 今日は真面目に

Photo_5  台座と柱の加工が終わり、今日の作業は柱を立てる事だった。支柱の据える面は機械加工でなく「回し切り」なので軸線に対して直角でもなく、ましてや据えてぴったりと安定する平面でもない。

 それは台座にも言える事で、チェーンソーと鉈と鉋の手仕事で仕上げた部材だから掘り込みを入れ底面からねじ止め固定とする。多少は台座に対して直角になるよう配慮したけれど、そこは「削り出し部材」、機械加工した部材の様に直線性の高い円柱ではないから出来上がりはご容赦していただくしかない。

 掘り込みで据えた事で頑強な仕上がりとなった。接着剤を忘れたので仮り止めで作業終了。