トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

次の主は琉金

2024-12-17 | 小父のお隣さん

 池で長らく飼育していたタナゴなのだが二シーズン続けて産卵管を出した個体が出なかった。飼育年数を数えれば野生種ならばとうの昔に寿命が尽きている年齢で、健康で元気そうに観察出来ているものの老齢化は避ける事も出来ない事実なのだ。新たに若い世代を調達出来ない訳でも無いが夏の高温状態を体験してみれば産卵用母貝には過酷すぎる水温に至ってしまう現状ではこの際、繁殖活動は無理だと結論して次の主は琉金にしたのである。

 たまたま所用で出かけた通り道に金魚屋さんがあるので帰路立ち寄って物色した。欲しかったのはオランダ獅子頭だったけれど在庫が無くオーソドックスに琉金にしたのだ。大和琉金とサラサ琉金、計五匹を購入しさっそく池に放流する。しばらくは池の水流に逆らってモガモガしていたものの、昼食後に覗いたら水流の無い水草の周りに集まっている。給餌は水温10度以上でと話していたから当面は給餌する必要もないだろう。給餌しなくても池の中の水草や微生物を食べる事が出来る環境であるからして大丈夫のはずである。池のタナゴは日中は見える場所で泳いでいるがさすがに温かい頃の様に群れてはいない。