今期の気象情報での最低気温は1.7℃だったがフイールドは氷点下になっていたはずである。こんな日は気温が上がっても10℃くらいが関の山、いいえ姥捨て山であるがそれでも飛翔しているトンボがいる。12月前半はマユタテアカネ、オオアオイトトンボ、アキアカネの三種を確認できたがアキアカネの存在自体が今期初である。しかし、今まで記録出来ていない一因に小生の確認不足があったのかも知れずこの日のアカトンボも頭から「マユタテアカネ!」と思わずに頭部から確認する事にしたのだった。
トンボ池の日当たりの良い畔に陣取って飛翔をする個体を数えると最低5匹は飛んでいる。まだいるはずのオオアオイトトンボは視認できなくて、もしかしたら消えた可能性もあるものの結論付けるにはまだ早く、残り数日は探し続けねばならない。足元に着地した赤とんぼはいつも通り「マユタテ優勢」の判断だったのだが前側に移動して顔面をアップしたら黒い眉状斑が見えなかった。まさか黒い眉状斑の消えたマユタテアカネでもあるまいと思いつつ残っているとしたらアキアカネだろう。S先生が入域していれば一発確認できたけれど小生では何とも不如意なのであるがまあ、アキアカネで記録だ。