トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

食い尽くして蛹化・・・

2019-06-03 | 小父のお隣さん
 ジャコウアゲハの幼虫今季第一陣、蛹化への動きが見られる。外壁に沿って上る個体もあればアプローチ辺りを蠢いている個体もいる。蛹化は人工物が好みの様で家に取りつく個体が多く、フェンスは何故か避けているように感じる。

 庭のウマノスズクサは20本近くあったのにほとんどが地際まで食い尽くされてしまった。食草が無くなって何処に行ったのか、この頃はお引越しをさせる気分にもならなくなった。越冬のための蛹化するまでに数回の発生を観るのだが、ウマノスズクサにとれば数回の再生があって数回の食い尽くしをされる事になる。
 とにもかくにもウマノスズクサの再生力は素晴らしい。庭の中に好き放題に芽生えているウマノスズクサを今春はフェンス真下に10本ほど移植した。あまりランダムに生えてこられても庭いじりも出来なくなるからである。

 そのウマノスズクサは1m程まで伸びたのに10日たらずで食い尽くされた。2mを超えるまでに伸びた1本は「花が見られるか」と思ったのだが希望的観測に過ぎなかった。終齢幼虫と思いつつも結局は食べつくして蛹化に至るのだろう。
 ウマノスズクサには支柱を立てるけれどお世話はそこまでで、この頃は「食い尽くしも蛹化も勝手にどうぞ」になってしまった。まあ、面倒見きれないのが現実で本音…。

 食草食樹として放任ミツバやフェンネル、柑橘樹、ホトトギスやカタバミなどメニューとしてもキアゲハの来訪は少なく柑橘樹に幼虫は見ても成蝶を見る事も稀でジャコウアゲハだけ溢れているが、じゃあ、こうするかと言う様な妙案も無い。「きゃあ!」とか言って逃げ去る二人連れのご婦人たちには「妙な庵」に思われているだろうが、モテ期も無かった一刻一情意地悪爺さんが庵主なので布教勧誘のご婦人はお帰り頂き会う必要もない。
 大奥には遠いが、じゃ香夫人、蜆婦人、イソヒヨ夫人、タナゴ夫人と夫人は溢れている庵だ。そんなもんだで文旬放や報粕の付きまといが心配な今日この頃・・・。

 食べ尽された      残った一本      蛹化場所を探す

この記事についてブログを書く
« ようやく水源地谷止め工1 ... | トップ | 社の沢でカジカガエル »
最新の画像もっと見る

小父のお隣さん」カテゴリの最新記事