水見回りの途中、トンボ池横の沢筋、暗い落込み部から飛び立ったのは紛れもなくタカネトンボだった。金属光沢と角ばったシルエットだけは理解できたから判別眼の無い小生でも「タカネトンボ」と思い当たるのである。
昨シーズンは何度も数カ所で産卵を確認しているので「発生しないはずはない」と確信していたのだがようやく発生期の中盤になって初見となったのだ。その後、来場されたS先生と一緒の時にトンボ池で産卵個体を見つけ、これは小生でも「メス!」と判断の自信は100%である。しかしながら昨季もそうなのだが発生した証拠となる抜け殻を未だに確認できていない。とはいうものの既に繁殖定着して飛翔しているトンボトンボと同じだけの抜け殻を確認できているかと言えば全くそうでは無いのでこれはこれで当たり前だのクラッカー・・・。