トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

大冠毛

2021-02-16 | 感じるままの回り道
 大冠毛が飛翔し始めた。山のキジョランも風に乗って飛び立っている事だろう。しかし残念ながらフイールドには飛んでは来ない。代わりに飛んでくるのがシタキリソウの大冠毛で、シタキリソウと判明するまでは「キジョランだ」とほくそ笑んでいたのだった。無知とは哀しいものである。

 写真左側の冠毛を外し種子だけのものがキジョランの種子で、自宅庭では開花はしても結実せず食草園に移植して初めて結実した物である。しかし秋ごろには全て落葉してしまい実だけが残って年明けに割れ始めたのだ。「充実種子」とは言い難いので発芽能力があるかどうか心もとないけれど播種はしてみる。
 中央の細身の莢から出ているのがシタキリソウである。種子自体も見た目はほとんど同じで小生は区別がつかない。右の種子はガガイモだと思っているが、これも大冠毛を持つけれど種子は小さいからキジョランとは間違えない。シタキリソウにアサギマダラが産卵しない事は確認できたので苗作りも関心も止めてガガイモの蔓を用意する事にした。
 ガガイモ自体はキジョランのように大柄には育たないみたいなので食草のボリュームとしてどうかと思う懸念もあるけれどアサギマダラの食草になると言うし「物は試し」「枯れ木も山の賑わい」とも言われるから姥捨て山の孤老の手慰みには手ごろであろう。早く芽を出せイモの種、お芽々出さねば打ち捨てる!。

                  

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