トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

バンビーノ通信はSOSだった…

2025-01-13 | 今日は真面目に

 曇天ながら最低気温が氷点下では無かったから流木ダムの始末を終えて昼食、「さて、30分ほど昼寝するか…」と思っていた折りにスマホが鳴った。何事かと話を聞くとバンビーノガーデンの日当たりを良くするために障壁になっているヒノキを伐採していた所有者のNさんからだった。「道路脇の立ち木が受け口方向に傾かず追い口方向に傾いてきて、現在クサビを打ち込んで止めている状態でなんとかなりませんか!」という緊急事態だった。現場は道路脇だし電力線もある場所で、そんな方向に倒れたらタダでは済まない大きな事故になってしまう事、必至だ。

 てなことでお昼寝は返上、幸いにも牽引器は車載されていたし、車載されたロープだけで牽引できるかどうか不明なものの不足ならフイールド道具小屋まで取りに行けばよいと考えて、とにもかくにも現場に向かったのだった。周囲の立ち木との距離は何とか直線牽引出来る距離なので携行した機材だけで処理する事にした。この直線ラインでの牽引は伐倒されて来る樹木が牽引者を直撃する関係になるから本来の安全作業の手順では「行ってはならない危険作業」に入る方法だ。しかし、道路や電線に傾斜している処理木をいつまでも放置は出来ず、危険作業必至ではあるが安全に十二分に配慮して行う事にしたのだった。

牽引位置と伐採木先端部   牽引伐採出来た

 まずは作業範囲の周囲を片付けて逃げ道を安全に作っておく。直撃必至の危険な牽引は小生が行う事になるのだが腕と肩が痛いのが辛い。牽引するベルトを立ち木の幹、上部に結ぶにも右腕が痛くて締められず結局はNさんに締めてもらった。牽引は小生が行い、指示に合わせてNさんがチェーンソーを入れた。まずは牽引で追い口方向に傾いだ立ち木が戻るかどうかを確かめねばならない。

 打ち込んだ楔が緩くなるのを確認してから牽引力を加えつつ追い込んだ。立ち木の挙動と切り口の音を聞きながら自重で倒れ始める寸前で急遽退避して、とりあえず事なきを得たのだった。結局、この後立ち枯れ木と常緑のヤブニッケイ、ヒノキの大木3本を牽引伐倒して終わる。まだ伐採必要な5本が残っているが、急ぐ事も無いし雨もパラパラ落ちて来たので撤退する。思わぬ大仕事になってしまった。

 立枯れ木、桜、ヤブニッケイも支障木    立ち枯れ木の伐採、当然だがこれも直撃コースだ  


この記事についてブログを書く
« 災の河原の砂礫掘り | トップ | 迷いの森にようこそ »
最新の画像もっと見る

今日は真面目に」カテゴリの最新記事