トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

吐水は明日のお楽しみ…

2018-10-05 | 水辺環境の保全
 隣沢からの送水が滞って遂に断水となった。無駄を承知で排砂バルブの操作をしたけれどやはり無駄骨に終わった。

 翌日は強制排砂・通水を行うためにエンジンポンプを用意して現場近くまで車で入る。残りはエンジンポンプを抱えて沢筋を取水部まで上る。いつも通りと言えばいつも通りで、40分程度の動力送水中は特段やる事もなく、蚊にまとわりつかれながら通路の草刈りをする。帰路くらいは足元の見える踏み跡を歩きたい。

 河床の安定化作業も中断したままで今季には完工したいと思いつつ重労作になるので踏み切れない。そんな事で河床と破壊された堰堤をつらつら眺めていたら妙案と思えるアイデアが浮かんだ。完工までは重労作である事に変わりはないけれど取水升の管理が楽になりそうなアイデアではないだろうか。とリあえず着手してみよう。

 それはともかく手順通り40分の強制送水を終え、吐水口に確認に行った。濁り水の出た痕跡はあったもののポンプで圧送吐水させた状態には見えない。取水升から送水ホースを抜いた後、陰圧を感じなくて「水が戻ってくる」圧力があった。その事と関係があるのかどうか、今までの感触と異なっている。

 念のため最終部の排砂バルブを開いてみた。濁り水が作業前より排出されてくる。とりあえず、ここまで通水しているのは確認できた。「水が澄むまで」としばらく吐水させていたら2回ほど変な物質が出てきた。モヤモヤとした藻の様でもありヒゲ根の固まりでもあるような性状体である。
 集水枡からこのサイズが入り込む余地はなく、管内で育った植物性の物なのか不明だったが、排出された砂泥を観察すると単なる砂泥では無く長径の茶色い沈澱物質が多く入っている。管内清掃はしばらく実施してなかったし高温だったから微生物の固まりなのかどうか…。
         ほぼ定量排水     ➡   正体不明の排出体2本

 さて吐水口から水が出てこないが、ゆるい傾斜を昇ってくるのに一昼夜ほど必要なので翌日吐水確認をする。それで吐水していなければ再度の強制送水の実施である。そのためポンプ一式は車載したままである。

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