
一帯基盤層の漏水は、この葦の地下茎が元になっていて、思わぬ時に思わぬところから漏水が発生するし、場所の特定は出来ても深部まで漏水孔が続いて、根治作業は不可能な場所もある程、絶えず難題と労力を費やしている植物なのである。
地下茎全てを取り除くのは困難なので最盛期に葦抜きを行い抑制するだけで精いっぱいでもある。この日も目に付く葦を地際から鎌で刈り取った。最終的には両腕一抱えもある量になったが、葦抜きを行った泥水池は見た目にもすっきり感が増したが選択的刈り払いも含めシーズンは、まだ前半なのである。
この葦抜きからする時は、作業が出来なくなったか業を煮やして放置した時になるのだろう。
まあ、幸いにしてと言うべきかどうか分からないけれど、社会との関係でせねばならない事態は今のところ生じていないものの、助っ人加行は「いち抜けた!」と言い放っているのに暑い夏は続いている。逆説的には「抜けれず刈られた葦である」、なんちゃって…。