年を越してしまった竹の小枝の集積の一日となった。切り払った竹の小枝は腐りにくいし、散乱していると歩き難く、足に掛かって転倒する場合もある。森の管理から言えば、何よりもその部分には植物が生えにくい。
ゆくゆくは補植か改植をしなければならない段々畑跡であるが、当座は林床の植生を増やすことが侵食防止の観点からも望まれるのだ。今日は都合三段を整理できた。
昨日の強風の一日と異なり穏やかな日和となったが、それに誘われた訳でもないだろうが筍探しに入ってきた人が目立った。
放置竹林の弊害は良く知られるようになったけど、それに負けず劣らず「管理して生育させたい竹林」への人為的弊害はあまり知られていない。この点は手入れをする一人として歯がゆい部分だ。私有地はそれなりに意志の反映が可能だが、公共地となると不可能に近い。
まあ、山菜や要保護植物、植生全般に言えることなのだけど…。