漏水孔潰しの土木作業。予定外の大仕事になって給水タイムに立ちんぼしていたら肩に止まったデートのカップル。まあ、昔からデートの最小単位はカップルからと相場は決まっているものの、よりによって「なんで姥捨て山の孤老の肩に止まるんかい?」が正直なところだった。これでは身じろぎも出来ん。生まれも育ちも南魚沼の雅な百姓家であれば「恋路を邪魔する奴は犬に食われて死んじまえ!」程度は合点承知の助なのだ。
ゆえに祖父母の訓導「他人様に迷惑を掛けないように」をも忘れず「他人様ではないなあ!」と思いつつも雅な出生の結果、優雅に肩を貸して差し上げたのである。庇を貸したり傘を貸したりは常日頃から忘れない「江戸しぐさ」でもある。これは祖父母からと言うより時代小説の賜物か・・・。
まあ、ごちゃごちゃ妄想はともかく悩めるカップルに肩を貸した、と言う事実は歴然として写真に残ったのであった。自分の視点からはほぼ見えなかったカップルなのだが当てづっぽうで数枚撮ったら「当たり」があった。これは盗撮にあたるのだろうか、考えても結論は出ななんだ。
イトトンボ類ほどでは無いけれどハート形が感じられる。きっとこのカップルが小生に送ってきた秋波なのであろう。トンボから送られても困るがどぶ板長屋の鳥追い姉さんからならもろ手を挙げて嬉しいし今夜の夢に出てきて欲しい。
しかしここで重大な事実に気が付いた。トンボは竿が無かったためだが小生も竿を失っている。これでは「同病相憐れむ」でしかない。人生とはあまりにも過酷なのだと気が付いた一時だった。結局、鳥追い姉さんの件は夢と消えたのだった。この消沈はゆめゆめ忘れない。
ゆえに祖父母の訓導「他人様に迷惑を掛けないように」をも忘れず「他人様ではないなあ!」と思いつつも雅な出生の結果、優雅に肩を貸して差し上げたのである。庇を貸したり傘を貸したりは常日頃から忘れない「江戸しぐさ」でもある。これは祖父母からと言うより時代小説の賜物か・・・。
まあ、ごちゃごちゃ妄想はともかく悩めるカップルに肩を貸した、と言う事実は歴然として写真に残ったのであった。自分の視点からはほぼ見えなかったカップルなのだが当てづっぽうで数枚撮ったら「当たり」があった。これは盗撮にあたるのだろうか、考えても結論は出ななんだ。
イトトンボ類ほどでは無いけれどハート形が感じられる。きっとこのカップルが小生に送ってきた秋波なのであろう。トンボから送られても困るがどぶ板長屋の鳥追い姉さんからならもろ手を挙げて嬉しいし今夜の夢に出てきて欲しい。
しかしここで重大な事実に気が付いた。トンボは竿が無かったためだが小生も竿を失っている。これでは「同病相憐れむ」でしかない。人生とはあまりにも過酷なのだと気が付いた一時だった。結局、鳥追い姉さんの件は夢と消えたのだった。この消沈はゆめゆめ忘れない。