京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




またまた奈良へと行って来ました今年は平城遷都1300年祭イベントがあり
各交通機関ではお得な切符を色々と出しているので何となく足が向きます。
今回、利用したのはJR西日本が出している「奈良万葉きっぷ」(みどりの窓口で販売中)
京都から奈良広域へ途中下車乗り降自由で往復1000円で行けるというもの
片道950円エリア辺りも入っていて往復するとかな~りお得

さて、話がそれましたが今回行って来たのは奈良の法隆寺
世界最古の木造建築群や玉虫厨子などは仏教美術の宝庫で
日本で初めてユネスコ世界文化遺産に登録された第1号でもあります。
就学旅行生達も多く訪れていました。

西院エリアと東院エリアに分かれる18万7千㎡の広大な敷地はかなり広く
暑い中ヘトヘトになりながら周りましたが見応えはたっぷりです(約2時間)

法隆寺の玄関にあたる南大門(国宝)室町時代再建

日本最古でもある五重塔はお釈迦様の遺骨を奉安する為に建立されました。
京都の塔と違い約1400前という途方も無い歴史を感じさせるのは
飛鳥時代に造られたものだけあり伝わったばかりの中国様式が
建物の随所に色濃く残っているところです。

金堂の欄干の形や装飾の龍などにも中国伝来らしいものが感じられます。

大宝蔵院には国宝、夢違観音像(白鳳時代)や百済観音像
玉虫厨子(飛鳥時代)などが収められた名宝揃いです。
教科書にも載っている有名な厨子の実物はかなり古いので
当時の彩りを想像するのは難しいですが年代が感じられる重厚なものでした。
特別拝観の法隆寺秘宝展(3月20日~6月30日)に模造が展示されていて
当時の華やかな色彩を再現しています。
  
五重塔や金堂などがある西院エリアから離れた東院エリアには奈良時代に建立された夢殿(ゆめどの)があります。
聖徳太子の遺徳を偲んで造られた上宮王院の中心となる建物、飛鳥様式が伺える八角円堂。

夢殿の更に奥にある中宮寺は宮家の皇女が入寺される習慣の門跡寺院で最古の尼寺といわれ
本堂には飛鳥時代の阿弥陀菩薩像(国宝)と天寿国曼荼羅繍帳(国宝)が収められいます。

6月6日まで菩薩像は新潟に遠征中ということで江戸時代に作られた複製が安置されていました。
天寿刺繍は普段はレプリカが飾られ本物は国立博物館に収められているそうですが
現在は本物が飾られています。
山吹に囲まれた復元された美しい形の高床式本堂



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