【立山カルデラを歩く(3)】
2012年9月28日(金)
その1 六九谷展望台
その2 立山温泉跡地
その3 天涯の水と天涯の湯
その4 白岩砂防ダムを降りる
その5 真川と湯川の出合
立山温泉跡地の見学を終わった後、ここで昼食をとり、次の目的地に向かいました。途中特別に天涯の水に寄り今度は天涯の湯へ・・・。天涯の湯へ行くには一旦有峰トンネルを通り、カルデラ内から外に出ます。そして再び湯川トンネルでカルデラ内に入ります。
『安政の災害』
安政5年(1858年)4月9日、推定M7.1の飛越地震が発生し、立山カルデラでは大鳶山、小鳶山が崩れ落ち(とんび崩れ)、大きなせき止め湖ができました。せき止め湖は2回崩れ、常願寺川流域に大きな災害をもたらしました。
とんび崩れの土砂(とんび泥)はカルデラを埋め尽くしました(高さ約150m)。谷はその後削られて出来ました。
《その3 天涯の水と天涯の湯》
天涯の水は多枝原平(だしわらだいら)の調査の為ボーリングしたパイプ(地下40m)から、自然に湧き出た美味しい水です。そして天涯の湯はお湯は、約800m上流の泥谷で湧き出ている温泉をホースで引き入れています。水谷平で寝泊りしている作業者の方々の憩いの場所です。
帰り道、文学碑を過ぎた多枝原ではかなり大掛かりな砂防工事をしていました。(車窓より)
天涯の水です・・・7℃、pH7.09の美味しい水です。工事関係者の何よりの憩いの水で、我々もお相伴にあずかっています。
天涯の水の広場から鳶山(とんびやま)(2616m)とその前の「大鳶崩れ」と「小鳶崩れ」が綺麗に見えました・・・左側が大鳶崩れ、右側が小鳶崩れです
大鳶崩れ・・・今も生々しい姿を見せています
小鳶崩れ
天涯の湯に着きました
露天から壮大なカルデラの景色が見えます
足湯に浸かって疲れをとりましょう
有峰橋からの眺めです
有峰二の谷・三の谷
とんび泥の台地が雨水で削られ、トゲのようにそびえ立っています・・・後が鷲岳(2616m)です
その4 白岩砂防ダムを降りる に続きます。