今年の秋の気象データまとめが12月2日に気象庁から発表されました。今年の秋(9月~11月)の気温は全国的に平年を大きく上回り、1898年から統計を開始した日本の平均気温偏差は過去最高を記録しました。都市化の影響が小さく地域の偏りを考慮した15地点の観測値による日本の秋の平均気温偏差は+1.97℃。1昨年の+0.9℃、昨年の+1.39℃に続いて3年連続で高温記録を更新しました。昨年を0.6℃以上近く上回り、とびぬけて暖かい秋であったことが分かります。
平均気温の分布を見ると、北海道を除いて平年比+1.5℃の地域が本州全域に広がり、全国的な高温でした。
気温平年差の月別傾向です。11月は平年を下回る時期があって寒暖差が大きく、9月と10月の異常高温が目立ちます。
秋の異常高温の要因の一つは海洋熱波でした。日本近海の海水温が平年より高い傾向はまだ続きます。
今朝の日本近海海水温の平年差です。日本海や三陸沖の海水温は平年より4℃以上高い傾向が継続しています。今後は高温傾向が解消する見通しなので、寒気が流入して冬型の気圧配置が出現すると上空の気温と海水の気温差が大きくなることにより積乱雲が発達しやすく、日本海側では集中豪雨や異常降雪による被害が懸念されます。
ところで、今週火曜日に投稿した勝田駅のイルミネーションの記事をスタッフの方がトップ記事に取り上げて頂いたおかげで、久しぶりにアクセスランキングが上昇しました。
12月5日の木曜日には7位を記録しています。多くの方に閲覧して頂き感謝します<m(__)m>
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