今週の火曜日は茨城のアパートでの在宅勤務でした。午後の休憩時間に日本最古の酒蔵を訪ねて、アパートから歩いて20分の小原地区を散策してきました。数年前に鉄道のテレビ番組(確か六角精児の呑み鉄)で放映された須藤本家を突然思い出したためです。
友部から常磐線沿いに内原へ向かって2kmほど歩くと、目指す小原地区が見えてきます。小原地区には本ブログで紹介したことのある小原神社や廣慶寺があり、何回か訪れたことがあります。
友部方面を振り返ります。広大な農地が広がっています。
小原神社の少し手前に、須藤本家は佇んでいます
大木に囲まれた広大な敷地
軒先の杉玉(酒林)が新酒の完成を知らせています
須藤本家の創業は平安時代の1141年に酒醸造を祈願したというお札が残っていることから、それ以前と考えられています。日本で最も古い酒蔵で、日本に現存する企業としては9番目に古い由緒ある酒造会社。880年以上の歴史を持つ酒蔵なのです。敷地内の大木に由来して地元小原で「杜の蔵」として親しまれているそうです。須藤本家では原料米は全て収穫後5ヶ月以内の半径5㎞以内の酒蔵と同一環境で収穫された新米のみを使用しており、古米、屑米は使用していません。古米は組成成分の変化が激しく変化していて、清酒には不適、等級も、最低一等米以上が必要と考えているそうです。しかもすべてのお酒を無濾過として、醸造用アルコールの添加をやめた純米大吟醸のみというこだわりです。
お土産に新酒(郷乃譽 立春大祭今朝しぼり)を購入してから、常磐線に沿って戻ります。
上り線と下り線の間に友部農園の案内がありました。電車から見ると太陽電池パネルが並んでいるだけのように見えますが。。。
常磐線の南側の農地では何やら作業中。これは何でしょう?
籾殻が積まれています。筒と籾殻?
近くにはこんな表示がありました。きっとここで収穫されるお米も須藤本家の大吟醸に使用されていることでしょう。
これが購入した新米新酒、郷乃譽
地元笠間市のお米が使用されています。寒の中に仕込んだ無濾過・生々の逸品との説明です。
55代目の当主から頂いたパンフレットを紹介しておきます。
さっそく、購入した「立春大祭今朝しぼり」を今週末に飲んでみましょう。
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