昨夜から関東地方はまとまった雨となり、上空に強い寒気が入ってきたため山地では雪となりました。早朝に茨城県のアパートから高尾の自宅に戻る途中に周囲の山々を見ていたところ、加波山や筑波山、関東山地、奥多摩、高尾方面では標高500m以上で冠雪が見られました。特に奥多摩の山々は真っ白に冠雪していました。1℃以下まで下がった房総半島の内陸部を除けば、地上の気温は下がっても2℃どまりだったので、地上では雨で経過したようです。上空に寒気が入り一時的に冬型の気圧配置となるため天気予報では朝から晴れマークでしたが、天気図を見ると気圧の谷が抜けきれそうにないので、晴れてくるのは午後からと予想。当初休暇を取得しようかと考えていましたが、昨日の段階で天気が今一つと判断して、朝から高尾の自宅で在宅勤務としました。
昼頃になると北西から青空が広がり、薄雲がかかった時には彩雲とハロが同時に見られました。関東地方では花粉光環も見られたようです。次第に北風が強まり、きれいな青空が広がってきたため、少し長めの昼休みをいただき、見頃を迎えたと思われる北高尾の枝垂れ桜を車で巡ってきました。もともと北高尾には明日行こうと考えていました。しかし今日の北風で散ってしまいそうで早いほうが良いと思い、仕事を中断して出かけることにしました。今日の八王子は最低気温2.6℃、最高気温11.8℃と4月にしては気温は低め。しかも北風が強く、日中は真冬並みの寒さでした。
まずは下恩方町の浄福寺です。駐車場石垣の上に立つ枝垂れ桜。
ほぼ満開
純白の花が咲く桜です
本堂裏手の枝垂れ桜を見にいきます。こちらも見頃のようです。
貫禄ある姿です。かなりの老木です。例年、駐車場石垣の枝垂れ桜より早く見頃となりますが、今年はほぼ同時に満開を迎えていました。
本堂前の枝垂れ桜はそろそろ散り始めです。左奥は最初に紹介した枝垂れ桜です。
最後に恩方街道の南から浄福寺の眺めます。彼岸桜と2本の枝垂れ桜が満開です。周囲の山々も芽吹き始めたようです。続いて心源院へ向かいます。
同じ下恩方町の心源院に到着しました。鐘楼脇のソメイヨシノは1~2分咲き。本堂前の枝垂れ桜は満開のようです。
本堂前の枝垂れ桜。均整が取れて女性的な美しさです。今年は傘で仕切られた囲いが設置されていました。明日からの3日間、ライトアップされるようです。
反対側(南側)からの眺め。荒々しい姿で、見る方向によって随分と印象が変わります。
満開の花を見上げます。強風で少し花びらが舞い始めていました。
いつもは閉じている本堂が開かれていました。
外からご本尊をズーム
本堂南側の保護区域ではカタクリの花が咲いていました。今年は一足早くピークを過ぎてしまったようです。
本堂南側のハイキングコース入口近くに咲く紅枝垂桜。こちらも見頃を迎えていました。
最後に南側の山の階段を上り、心源院を見下ろします。枝垂れ桜と本堂南側のソメイヨシノが満開です。その先には恩方の街並みが広がります。
本堂前の枝垂れ桜を見下ろします。上から見ても美しい姿です。
高台から西側を見ると、圏央道の先に先ほど訪れた浄福寺が見えていました。左から彼岸桜、駐車場上の枝垂れ桜、そして本堂裏手の枝垂れ桜と揃い咲きです。
十分に眺めを堪能したので、階段を下りてから元八王子の宗関寺を訪れます。
宗関寺入り口に咲く枝垂れ桜。満開を過ぎて散り始めています。
山の中腹を見上げると、観音堂脇に枝垂れ桜、左にはソメイヨシノ、右に山桜と並んで咲いています。山桜が咲き始めているのには驚きです。
3本の桜をズーム。さっそく墓地を登り、観音堂を訪れることにします。
観音堂下から枝垂れ桜を見上げます
観音堂に到着。ソメイヨシノ、枝垂れ桜、そして奥の山桜も開花です
観音堂と枝垂れ桜。少し散り始めています。
満開の枝垂れ桜を見上げます
観音堂の反対側からの眺め
観音堂裏手の高台から見下ろします。枝垂れ桜の右にソメイヨシノ、左にはお寺の入口の枝垂れ桜。正面の山々はパステルカラーに染まり始めています。
西側の高台から、4本の桜をパチリ。
西側正面は八王子城跡。麓のソメイヨシノは満開で、北高尾にも春が駆け足でやってきました。
駐車場に戻ります。宗関寺から500mほど先へ進むと八王子城跡の入口となります。
最後に、帰りに思わず立ち寄った妙観寺を紹介します。本堂の周囲は色とりどりの桜で彩られています。
裏手の墓地にもたくさんの桜が植栽されています
これだけ咲き揃うと見事です。古刹に咲く一本桜とは違った艶やかさがありますね。
北高尾の枝垂れ桜は今週末がピークです。週末には大勢のお客さんが訪れるのではないでしょうか。