おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

仙台の夜

2011-07-10 01:43:02 | 旅の想い出
東北の旅。
初日は、新幹線で盛岡まで。
宮沢賢治記念館へ行って、そこから花巻温泉で一泊。

二日目は、仙台のビジネスホテルで一泊しました。
夕飯はフリーだったので、飲んべぇなオバチャン3人で、
仙台名物の「牛タン」が食べられる、ホテルの近所の居酒屋へ。
道路を歩いていたら、若い男子がチラシをくれたんで、
まぁ、いいか~と行ったんですね。

行ってみたら、その名も「ばぁやん」



オバチャンには似合いのお店?・・・なんとも・・・(苦笑)
ビルの地下、畳敷きのところに、4人がけのテーブルが6つと、
カウンターがあるくらいの、小さな居酒屋です。



やっぱりこれは頼まなあかんやろ~と、
厚切りタンのステーキ。1300円~
おいしい~!!

生ビールに肴もろもろ、いろんな話をしていたのですが、
私たちが座って間なしに、隣の席に着いたオジサンたち4人。
衝立ごしに聞こえる声が、ど~も、ことばが関西弁のような・・・
・・たぶん、あちらも、そう思ってはったような・・・

宴も終わりに近づいた頃、あまりに美味しそうな臭いにつられ、

「それなんですか?」 

とオジサンに声をかけたことに始まり、
そこから、一気になごみまして。

「関西ですよね?」

「そうです。兵庫県の・・・・市から。そちらは?」

「滋賀県の・・」

という感じで会話が始まり、聞けば、市の職員さんたち。
南三陸町に、支援物資などを持って激励に来られてたようです。

「モノだけではなく、やっぱり、癒しが必要なんちゃうかなと思って、
 地元の祭りの『うちわ』も渡して来ましてね」

「あぁ、あの祭りですね」

「よかったら、ぜひ来てください~」

めちゃ、誘われました。
祭り好きとしては、そそられます~

仙台市は、復興関係やボランティアなどで、多くの人があつまり、
いわゆる特需がある・・・と、どこかに書いてあったけど、
まさか、小さな居酒屋で、同じ関西人と隣り合うとは思いもしませんでした。

兵庫県は、震災だけでなく水害もあったし、
自然災害での支援は慣れてはるんかもわかりません。
おそらく、何度も足を運んではるんやろうなと思いつつ、

「兵庫県は関西広域連合で、宮城を支援してるんですね」

と言ったら、

「滋賀は入ってないんちゃうかったっけ?」

「あれは、奈良ですよ。滋賀は入ってますって!
 京都と一緒に、福島を支援してるはずです」

滋賀県のことを、もっとよく知ってくださいね。
と言いながら、私も、自分の市や県の職員さんが、
どういうふうに支援を行ってはるんか知らないねんな。
自分たちが払った税金が、生かされてたらいいな、と思った次第。

いろいろな話を聞かせていただき、ある意味、
仙台ナイトは、勉強になったかも??
まぁ、言うても、酒の上の話ではありますけどね~(苦笑)


翌日も、お昼まではフリータイム。
仙台空港へ向かうバスが仙台駅を12時40分に発車するんで、
(1時間に1本しかないし、遅刻したら、自腹でタクシー!!)
それまでのわずかな時間、石巻の友だちと会う約束をしました。

私のために、わざわざ、石巻から出てきてくれて。
私はまた、彼女からいろんな話を聞かせてもらったんですね・・・

私の東北の旅、
・・・まだ続きます。