ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

俺のジャズマス

2010-02-10 20:39:28 | 音楽
ジャズマスターを久々にスタジオに持って行った。

いつもは、カマボコ&ホッケーネックと言われる太くて弾きづらい「フェンダー・カスタム」を使用しているんですがね。

楽器屋で、「ギター何持ってるの?」
と聞かれて
「フェンダーのカスタムっていうヤツです、、、」
と答えると
「だから、カスタムの何持ってんだ?!」ってことになるくらい知名度低く、珍しくも人気のないシロモノです。

65年にFENDERの12STギターとして初めて世に出されたELECTRIC12が売れなくて、同ボディー/ネックをコンバートし1969年に6弦ギターとして発表されたモデルです。アームなどはムスタングと同じ。ピックアップはハムのようですが(詳しいことは分からん)シングルコイルと中間的な出音です。

つい最近、マーブルシープとの対バンのライブの時、カナダ人のロックお宅青年がやたら興味を持って写真を撮ってくるなと思ったら、私の姿ではなく、この珍しいギターをバシバシやってました。おいおい。

カスタムは、その長い見かけ(ギターケースからヘッドが飛び出ちゃう)とは裏腹に、スケールはムスタングと同じ短さ。小柄な日本人にとって向いているのかもしれませんが、ネックの長さや太さ幅が小さくなればなるほど繊細な弾き方が難しくなるものです。
気が緩むと、ついついぞんざいな弾き方となりがちな今日この頃。

「実は私、こう見えてもコルトレーンのように繊細にもクールで情熱的ギターを弾けることをお教えしましょう~」

と、自分の持ってるギターの中で一番まともなネック(ロングスケール)のジャズマスターを持って行ったのだが、コイツひじょーに重い。鉄の固まりが入ってるんじゃないかと思うくらい。立って演奏していると、身体でリズムをとることを忘れて、もうじっとしてひたすら弾くしかない。
その割に音色がすんごく軽い。
そして音がくっきり。

重いのに軽い。
なんだか損してるみたいな気がする。

しかし!私のは他のジャズマスターとは一線を画すサウンドなのだ。
「コイツを操る事ができるのは私だけ」という気がしてなりません。微妙な差異によってギターは出音が大きく変わるもんです。

このギターは、昔良く行った大久保のスタジオMという所のコネで中古で購入したもの。当時は完全にルックスに一目ぼれで、音なんか気にしてませんでした。
今はひたすら重さが気になりますが、、、