ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

やっと来てくれた灰野さん

2013-04-06 20:42:04 | 映画・読書
東京に居るときは、やたら見かけるし、その動向(奇行?)を周りからよく聞かされるので、身近にいる存在のようでしたが、沖縄へ越してからは、やっとこさ映画で見る存在となってしまいました。

少し前ですが、本土から遅れて1週間だけ公開された
「ドキュメント灰野敬二」

ビートルズの「8days a week」にしびれ、
ドアーズの「music is over」を聞き<ロック歌手>になると決断した灰野さん。

『弾かされているのでは駄目。弾かされていることに気付かなければ駄目』
等、ありがたいお言葉満載。
「1×1=1」という公式を「そういうものである」と教え込む学校教育が、まったく理解し難かったという精神世界、幼い子を持つ親としても納得できますな。
いまさらですが、灰野信者になりたいと思いました。


しかし、日本のテレビに出てるような「歌手」「ミュージシャン」「アーティスト」と自称する人たちは、まず見ないだろうね。
でも、無理やりに見せてやりたい。

灰野さんはさておき、世の中には才能も意欲もあるけれど、戦後の古い大企業文化というか既得権益のメンバーシップに入れなかったから、消えていった人間が星の数ほどいます。それは、音楽業界に限らず様々なジャンルにおよびます。
せっかく、世の中や文化を良くする可能性がいくらでもあったのに、開花することなく消えていった才能たち。
かたや、そんな才能の半分もない人間が、世襲的または階級的に既得権益に守られながら、極々つまらないことをやっておきながら、

「俺が、今世間をコントロールしてる」「次にクルのは、私よ」
などと言って調子に乗ってる、今のこのシステム。
そいつを、根本から崩さないとね。