大和川酒造店
2013年12月12日(木)
(昨日の続きです。)
11月9日に出発した東北旅行の目的の一つが、大和川酒造店の訪問でした。(言い訳:酒を買いに来たのではありません。)
11月12日15:50、福島県喜多方市の大和川酒造店に到着しました。ここまでの距離、1924㎞。
酒蔵をgalleryのように改装しています。建物は古くて痛んでいるところもありますが、整理整頓されていて、清潔そうです。酒に限らず、物造りは、整理・整頓・清潔の3Sが必要です。トヨタ生産方式でもあります。(知ったかぶり)
このような酒蔵ですと、スタッフの酒造りに対する真摯な姿が想像でき、安心して酒を買うことができます。(もう、酒を買うことを、密かに狙っています。)
今年で、創業223年!
Fermentを辞書で調べると、発酵というのと、騒ぐというのがありました。酒を飲んで騒ぐというのは、自然なのです。(^_^;)
喜多方の北西部にある飯豊(いいで)山系の伏流水です。雪解け水は軟水で酒造りに適しているそうです。喜多方には、この酒蔵を含めて10軒!酒蔵があるそうです。酒造りに適した風土ということが、喜多方に来た方にはよく分かります。
酒米は、穂が長いです。右の雄町は150㎝あります。
温度管理が大変そうです。
ものは言いようです。醸造酒について、「水と少量の醸造用アルコールの絶妙なブレンドが日本酒本来のうまさを引き出しています。」 酒の種類の偽装(アルコールを混ぜているのに混ぜていないように表示)が見つかりましたが、このように上手く旨そうに表現すれば、偽造せずとも良いのではないでしょうか。
今年金賞を受賞しています。
いくらでも試飲させてもらえるようです。「ようです」というのは、私は車でしたので・・、シ~ンと見るだけでした。
純米弥右衛門と山廃仕込みを、姉夫婦と共に、15,000円程度買いました。1万円以上買うと送料は無料になります。(味ですが、燗をすると、苦みを感じるほどの辛口になります。常温ですと、あまさが強くなります。私は燗はアッカンと思い、常温で飲みました。)
言い訳をする訳ではありませんが、ここで酒を買ったのには、訳があるのです。多少カンパ的意味合いがあります。
ここの社長が、「ふくしま会議」を立ちあげていまして、そのほんの応援という趣旨です。(見苦しい言い訳)
帰って、パンフレットを見ると、特別限定酒30年の古酒1.8ℓ30,000円也がありました。「只トナ」という名前です。
「只トナ」という名称は、「柳宗悦が当家に残した書」とあります。柳宗悦で思い出しました。その長男宗理の焼ものを買ったことがあるのです。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/d476669246a8e7083caec039ab4ecde7
現在、我家の食卓の上にはありませんので、大事に「隠して」あるのかも知れません。
本日泊まる宿をこれから捜すと言うと、スタッフが宿に℡し、話を付けてくれました。感謝です。