ひろしましみんひろば
2013年12月23日(月)
我が街広島では、旧広島市民球場跡地をどのように利用するかということで、混迷が続いています。方針がなかなか決まらないのです。このような問題で、住民の合意形成が円滑にいく方がむしろ珍しいと思いますが、それにしても時間がかかり過ぎています。市長が替わったということもその大きな要因です。
私は、地元の利害関係者が口を出し過ぎると思います。地元商店街のために、跡地利用をする訳ではありませんから。(これは私の独断です。)
そのような中、民間の建築グループが「ひろしましみんひろばを考える」というシンポジウムを開催しました。主催者に私の親友が係わっていて、誘われました。
このグループの考えは、何か建造物を建てるのではなく、広場にして多目的に使うというものです。私の考えにぴったりでしたので、我が意を得た思いをしました。
・2013年11月30日、広島市中区旧日本銀行広島支店。
旧日本銀行広島支店です。被爆建物です。
自由に入館できるようになっています。様々なイヴェントが行われる施設として利用されています。
左下に、「ひろしましみんひろば」を考える 案内があります。
地下へ入ってみました。
目指すは金庫室です。
耐火のためにこんなに分厚いのでしょうか。
日本銀行という頑丈な建物で、しかも地下1階で扉の蝶つがいが曲がった!とは。爆心から直線距離で1㎞くらいの場所でしょうか。
1階フロアーです。天井が高いので、室内楽のコンサートなんか適当と思います。
これは計画があったとされる「原爆堂」でしょうか。
模型を作っていますが、黒い色の部分が旧広島市民球場跡地です。
このグループの提案は、ひろ場として、様々なイヴェントに活用するというものです。私の考えと全く同じです。「世界から訪れる人達との出会い・ふれあいの場となる。」とありますが、国際平和を実現するために、非常に大事なことと思います。
ただ、「平和への祈り・・」とありますが、祈るだけでは平和は実現できません。祈るのも大事ですが、平和について考えるというのがもっと大切です。
一部の人は、サッカー球場を要望していますが、私は大「?」です。果たしてサッカー球場として年間何日使うのでしょうか。
全景ではありませんが、これが現状です。囲って使えないようにしています。私は大「?」です。どうして広場として市民の利用に供さないのでしょうか?管理上の問題とかいろいろと発生するでしょうが、使わない損失の方がはるかに大きいと思います。行政機関は何かというと直ぐにB/Cを引き合いに出します。何にも使わない状態はBは「0」です。costがいくら少なくともB/C=0ということになります。
跡地をどのように活用するかは、市民にとって非常に大きな問題ですから、合意形成に十分時間をかける必要があると思います。少なくとも、それまでは広場としての活用し、それを踏まえて結論を出せば良いと思います。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/45636ca9467be195dcc440d24c698e71
以前新聞に載った記事が非常に参考になりました。