団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

陸前高田市・奇跡の一本松

2013-12-04 08:29:48 | 社会

陸前高田市・奇跡の一本松

2013年12月1日(日)

 

(一昨日の続きです。)

 11月11日12:35、岩手県陸前高田市へ到着しました。ここまでの距離1,567㎞。

 ナヴィを陸前高田市役所へ設定して着いたところは、何もありませんでした。ガレキは大方処理されていましたが、野原状態です。

 その中、衝撃的な光景に出くわしました。

 このアパートですが、4階まで津波で破壊されていることが分かります。高さ10m程度でしょうか。

 醤油店が仮設の建物で営業していました。というより、周りに何もないので、訪れた人々が立ち寄る場として造ったもののようです。店主は、訪れた人々に震災の時の様子を説明していました。私たちも、奇跡の一本松への道を案内してもらいました。

 「現在地」とあるのが、この店の場所です。

 道の駅高田松原は、東日本大震災追悼施設として保存されています。この日泊まることとなるホテルで、震災前の写真を見ることができました。

 写真では分かりにくのですが、高台の住宅地を造成していました。

 土を盛っていますが、瓦礫をこのようにして処分しているのだと思います。瓦礫の処分について、全国の自治体が受け入れるという話がありましたが、私は現実的ではないような気がしていました。

 

 奇跡の一本松は背が高いので、遠くからでもよく見えます。

 

 7万本もの松林の中で、この一本だけが津波に耐えたというのは、とても信じられません。

 

 「lone」と訳していますが、孤立したという意味があり、相応しくないような気がします。「生き残った」というような意味の言葉はないのでしょうか。

 これが、震災から1年半以上経過しての情景です。

 津波の時の傷跡でしょうか。

 左下に新たな芽生えがありました。

 それにしても細長い松です。

 

・2013年9月11日現在、陸前高田市の被災者の状況

・死者 1,555人、行方不明 223人、合計1,778人 人口比 7.63%。

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする