陸前高田市・奇跡の一本松
2013年12月1日(日)
(一昨日の続きです。)
11月11日12:35、岩手県陸前高田市へ到着しました。ここまでの距離1,567㎞。
ナヴィを陸前高田市役所へ設定して着いたところは、何もありませんでした。ガレキは大方処理されていましたが、野原状態です。
その中、衝撃的な光景に出くわしました。
このアパートですが、4階まで津波で破壊されていることが分かります。高さ10m程度でしょうか。
醤油店が仮設の建物で営業していました。というより、周りに何もないので、訪れた人々が立ち寄る場として造ったもののようです。店主は、訪れた人々に震災の時の様子を説明していました。私たちも、奇跡の一本松への道を案内してもらいました。
「現在地」とあるのが、この店の場所です。
道の駅高田松原は、東日本大震災追悼施設として保存されています。この日泊まることとなるホテルで、震災前の写真を見ることができました。
写真では分かりにくのですが、高台の住宅地を造成していました。
土を盛っていますが、瓦礫をこのようにして処分しているのだと思います。瓦礫の処分について、全国の自治体が受け入れるという話がありましたが、私は現実的ではないような気がしていました。
奇跡の一本松は背が高いので、遠くからでもよく見えます。
7万本もの松林の中で、この一本だけが津波に耐えたというのは、とても信じられません。
「lone」と訳していますが、孤立したという意味があり、相応しくないような気がします。「生き残った」というような意味の言葉はないのでしょうか。
これが、震災から1年半以上経過しての情景です。
津波の時の傷跡でしょうか。
左下に新たな芽生えがありました。
それにしても細長い松です。
・2013年9月11日現在、陸前高田市の被災者の状況
・死者 1,555人、行方不明 223人、合計1,778人 人口比 7.63%。